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早稲田に合格できる英語の効率的な勉強法を解説します。早稲田大学に合格した際に実際にやって良かった英語の勉強法も合わせて紹介します。また大学受験の早稲田の勉強法から学部別の対策からおすすめの英語の参考書も合わせて紹介します。
いきなり最終結論！早稲田に合格するための英語の勉強法の順番
結論として、早稲田大学に合格できる英語の勉強法の順番を解説します。
この段階では英単語と英文法に集中的に取り組みます。早稲田大学の英語は語彙レベルが非常に高く、約7000語以上の単語力が必要になります。まずは共通テスト英語レベルからMARCHレベルの英単語帳を1冊しっかりと覚えきることが重要です。1日60分の時間を英単語に充て、3分間で15個の単語を音読しながら日本語の意味を覚えて、3分経ったら日本語を隠してテストするという方法を繰り返します。60分で300単語できるため、1ヶ月で約9000単語を8周することができます。
大学受験で使える英単語力には何よりも何周できるかが重要であり、8周すると東大早慶に合格した先輩たちと同じ力がつきます。英文法についてはnextstageやvintageなどの1000問以上ある問題集形式の参考書を1冊やり切ることが重要です。特に進学校ではない限り、英文法はとにかく基礎が重要なので、苦手な人は大岩のいちばんはじめの英文法をやりながら、その範囲のnextstageを解くなどの進め方をおすすめします。早稲田の英語では誤りなしを含む正誤問題が多く出題されるため、中途半端な理解では太刀打ちできません。
なぜその答えになるのかを4つの選択肢全てについて説明できるレベルまで文法力を高めることが必要です。例えば、willとbe going toという2つの語句はどちらも未来の意味を持ちますが、実際は場面によって使い分けが必要になります。これを知らないと選択肢にこの2つが出てきた時に運任せになってしまうので、文法を覚える時には語源までしっかり辿ってインプットをしていくことが大切です。
おすすめの参考書：ターゲット1900、システム英単語、nextstage英文法語法問題、vintage英文法語法、大岩のいちばんはじめの英文法
この段階では単語と英文法にも取り組みつつ、英文解釈つまり和訳対策も進めます。1日60分英単語、60分英文法、30分英文解釈の配分で取り組みましょう。今まで習得した英単語と英文法と英熟語の3つの力を活用して、和訳力を習得することがこの段階の目標です。英文法は引き続きnextstageやvintageなどの問題集を2周できるように1日40問のペースで取り組んでいきます。
間違えた部分や理解できていない部分は必ず大岩の英文法もしくは講義系の参考書で確認することが大切です。2ヶ月が終わる段階で約1800単語を8周、英文法の参考書を2周程度している状態になると、和訳の参考書である英文解釈の技術70をはじめていきます。70問の中で間違えた問題については覚えるくらいまで英文ごと暗記することと、なぜその訳になるのかをしっかりと理解することが重要です。わからない時は問題を写真で撮って、chatgptなどAIに聞くと解説してくれるので、独学で勉強している人はそういう使い方もぜひやってみてください。
和訳は1日30分で3問ずつ解き進めましょう。早稲田の英語は文構造が複雑な文が多く含まれるため、正確に構文を取りながら読み解く力が不可欠です。SVOCを正確に把握して、関係詞や分詞構文などの構文もしっかりと理解できるようにしておく必要があります。
おすすめの参考書：英文解釈の技術70、nextstage英文法語法問題、vintage英文法語法、大岩のいちばんはじめの英文法
ここまで単語帳1冊プラス英文法の参考書1冊プラス和訳の参考書1冊をやった状態です。ここから英語長文の参考書を始めてしまう受験生が毎年続出しますが、後々の大幅なタイムロスと伸び悩みに繋がるのでやめておきましょう。次にやるべきことは英文法の苦手な部分の補強と徹底的な和訳力の補強です。英文法は基本的にはvintageやnextstageでよく間違えた部分を解き直して復習するのが重要ですが、早慶以上のレベルを目指す方でまだ時間があるという方は頻出英文法語法問題1000までやり切ると万全な英文法の力がつきます。
そして、この段階の一番の大テーマである偏差値60から70レベルの和訳力を身につけるという点で基礎英文解釈の技術100を1日4問ずつ進めていきましょう。ここでも非制限用法や関係副詞などの理解が難しい英文はもちろん、自分が初見で訳せなかった英文は丸覚えするような意識で進めていくことが大切です。早稲田の英語では試験時間に対して読む英文の量が非常に多いため、正確に読むだけでなく速く読む力も必要になります。
そのためには基礎的な構文を瞬時に理解できるようにしておくことが重要です。また英熟語に関しては、英熟語ターゲット1000もしくは速読英熟語を進めていきましょう。早稲田の長文読解では熟語の知識も頻繁に問われるため、しっかりと対策しておくことが必要です。英熟語は単語帳と同じように繰り返し音読して暗記していくことが効果的です。
おすすめの参考書：基礎英文解釈の技術100、頻出英文法語法問題1000、nextstage英文法語法問題、vintage英文法語法、英熟語ターゲット1000、速読英熟語
この段階はいよいよ完成期ということで、難関な英文も和訳できるようになることと読めない長文を可能な限りなくしていくことの2つをテーマに進めていきます。ポレポレ英文読解プロセス50を開始して、1日3問ずつ進めていきましょう。この参考書は早慶レベルの複雑な構文を扱っており、早稲田の英語で出題される難解な文章に対応する力を養うことができます。英語の長文読解に関しては、速読や精読などを意識する前に、そもそも1段落を読んだら1段落全体を要約する、2段落を読んだら2段落全体を要約するというように各段落を日本語で要約できる力をつけていきましょう。
まずはやっておきたい英語長文の500から取り組んで1日2個ずつ進めていきます。終わったら、やっておきたい英語長文の700に進みましょう。和訳や英文法に重点的に時間をかけているので、ちゃんと日々こなしていれば、英語長文は周りのライバルよりも速くどんどんレベルアップしていけます。2冊目の英単語帳の意味ですが、ここで習得して欲しいこととしては、覚えている難しい英単語数を増やしていくというよりもこの難しい単語はこういう風に使われるんだというレパートリーを増やしていくというイメージです。
その上でおすすめは速読英単語上級編です。例文があり、非常にわかりやすくまとまっているので、過去問を解いている時などに非常にやっていてよかったなという受験生が毎年出てきます。早稲田の英語は特に社会科学部や理工学部において語彙レベルが極めて高く、システム英単語やターゲット1900だけでは対応しきれない単語が多数出題されます。そのため、2冊目の単語帳として速読英単語上級編に取り組むことをおすすめします。
おすすめの参考書：ポレポレ英文読解プロセス50、やっておきたい英語長文500、やっておきたい英語長文700、速読英単語上級編
この段階では志望学部の過去問を最低10年分は解いて、早稲田特有の問題形式に慣れることが最優先です。早稲田の英語は学部によって出題傾向が大きく異なるため、志望学部の傾向を徹底的に研究する必要があります。社会科学部を志望する場合は、正誤問題の対策として頻出英文法語法正誤問題やスーパー講義英文法語法正誤問題などに取り組み、誤りなしを含む選択肢に対応できる力を養います。文学部や文化構想学部を志望する場合は、英語での要約問題の対策が必要になります。
要約問題では、できるだけ平易な単語や構文を使うことが減点を減らすコツです。商学部を志望する場合は、和文英訳の対策として基礎からの英作文実践講義や竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本などに取り組みます。法学部や国際教養学部を志望する場合は、自由英作文の対策が必要になるため、英作文の基礎から応用まで体系的に学習することが重要です。また、早稲田志望の受験生は複数の学部を併願することが一般的です。
志望学部以外の過去問も解くことで、様々な形式の問題に慣れることができ、本番での対応力が高まります。特に商学部は早稲田の中で比較的解きやすいとされているため、まず商学部の過去問から始めることをおすすめします。文学部と文化構想学部は出題形式が非常に似ているため、どちらかを志望する場合は両学部の過去問を解くことが効果的です。やっておきたい英語長文1000は最後の英語長文の対策として非常におすすめです。
おすすめの参考書：やっておきたい英語長文1000、早稲田の英語、各学部の赤本過去10年分、頻出英文法語法問題1000、竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本
この最終段階では、本番と同じ条件で過去問を解く練習を繰り返します。早稲田の英語は試験時間に対して読む英文の量が非常に多いため、時間配分の練習が極めて重要です。社会科学部であれば90分で約3900語の英文を読む必要があるため、1つの大問を18分以内に解く練習をしておきます。正誤問題は1問につき1分以内で解けるようにして、長文読解に十分な時間を確保することが合格の鍵です。共通テストレベルの問題を時間に余裕を持たせて90%以上安定して取れる学力が最低限必要です。
このレベルに達して初めて早稲田独自の対策を進めることができます。パラグラフリーディングの技術も磨いておきましょう。英語はワンパラグラフワンアイデアというルールを守った書き方がされているため、この特質を利用することで、長い英文でも途中で内容の流れを見失わなくてすみます。設問を解くときに根拠となる箇所を発見しやすくなるため、ディスコースマーカーと呼ばれるつなぎ言葉にも意識を払うとより論旨の把握が楽になります。
過去問演習では、間違えた問題について必ず復習ノートを作成し、なぜ間違えたのかを分析することが重要です。単語が原因なのか、文法が原因なのか、読解力が原因なのかを明確にして、弱点を潰していきます。本番までの残り期間を逆算して、1週間ごとに解く過去問の数と復習の時間を計画的に組み立てていきましょう。過去問を解く際は、必ず時間を計って本番と同じ緊張感を持って取り組むことが大切です。
おすすめの参考書：各学部の赤本過去20年分、早稲田の英語
早稲田の英語の学部ごとの特徴と対策
早稲田大学の英語は学部によって出題形式や難易度が大きく異なります。
国際教養学部は早稲田の中で最も難易度が高く、帰国子女の受験生も多いため英検準1級以上のレベルが求められます。 法学部は問題自体が難しく、文構造や文脈を正確に把握する力が必要です。 社会科学部は1000語前後の超長文が4題出題され、早稲田の中で最も読む英文量が多いです。
文学部と文化構想学部は英語での要約問題が特徴的で、4文字から10文字で要約する記述力が求められます。 商学部は会話問題が1題、長文読解が4題出題され、早稲田の中では比較的取り組みやすいレベルです。 教育学部は時間制限が厳しく、速読力が合否を分けるポイントとなります。
早稲田の英語対策に実際にやってよかった勉強法3選
早稲田の英語対策に実際にやってよかった勉強法を3つ紹介します。
早稲田の英語対策で最も重要な勉強法は英単語の2冊目まで完璧にすることです。
早稲田大学の英語は難易度が比較的易しい学部でも単語レベルが非常に高く、1冊目の単語帳だけでは対応できません。 ターゲット1900やシステム英単語を完璧にした後、速読英単語上級編や英検準1級単熟語EXに取り組むことで早稲田レベルの語彙力が身につきます。 2冊目の単語帳では難しい単語の使われ方のレパートリーを増やすことが大切です。
2つ目の勉強法は徹底的な和訳力の強化です。
英文解釈の技術70から基礎英文解釈の技術100、ポレポレ英文読解プロセス50へと段階的に進めることで偏差値70レベルの和訳力が身につきます。 和訳ができない英文は英文ごと丸暗記するくらいの意識で取り組むことが重要です。 わからない時は問題を写真で撮ってChatGPTなどのAIに質問すると詳しい解説が得られます。
3つ目の勉強法は背景知識の習得です。
早稲田大学の英語は経済や社会科学、理系に近い内容まで幅広いテーマから出題されます。
ニュースや新聞を通して主要な話題をある程度理解しておくことで長文読解がスムーズになります。英文を読む際に背景知識があると内容理解が格段に早くなり、試験時間内に解き終えることができます。
ただし、結論として、一番やって良かったのはやっておきたい英語長文1000などを通して文字数の多くかつ難易度の高い長文を本番までに数をしっかりこなすことです。
早稲田の英語の勉強法の実践におすすめの参考書
早稲田の英語の勉強法の実践におすすめの参考書を紹介します。
システム英単語
中堅志望から難関志望まで幅広い人気を誇るのがこのシステム英単語という単語帳です。システム英単語はベーシック版も販売されていることから、段階を踏んでステップアップすることも可能です。
システム英単語の最大の特徴はミニマルフレーズというものです。ミニマルフレーズとは、掲載されている単語を用いて作られた短文のことですが、文というほどの長さではなく、一息で言えるような最小限の長さに作られていることから、スラスラと進めることができます。
システム英単語のミニマルフレーズをうまく活用することで単語単体で英単語を覚えるよりも頭に定着するでしょう。その他には、難易度ごとにステージで分けられている点や最終章に多義語の特集があるなどといった特徴があります。
これを一冊マスターすればマーチレベルの大学は大丈夫ですが、早慶上智となると少し物足りなさを感じてしまうかも知れません。
ターゲット1900
大学受験の英単語帳の中でも最も有名な単語帳の一つがこのターゲット1900です。
ターゲット1900は出題頻度順に英単語が並んでいるため、効率的に勉強できるのが魅力です。見開き1ページの左側には英単語と和訳、派生語などが載っていて、右側にはその単語の例文が載っているというシンプルな構成になっています。
派生語や類義語なども数多く収録されており、それらの単語も含めて覚えることができれば早稲田大学や慶應大学の英語にも最低限は対応することができます。ターゲット専用アプリがあり単語テストが受けることができたり、音声データもダウンロードできるため通学時間などにも聞くことができ、効率よく勉強することができます。
速読英単語上級編
早稲田大学の英語対策において2冊目の単語帳として最もおすすめなのが速読英単語上級編です。速読英単語上級編は長文の中で単語を覚えていくスタイルの単語帳で、約200語程度の長文の中に重要単語が含まれています。
1冊目の単語帳には入っていなかった難単語が200語から300語程度含まれているため、早稲田レベルの語彙力を補強することができます。
例文があり非常にわかりやすくまとまっているので、過去問を解いている時などに非常にやっていてよかったなという受験生が毎年指導していて出てきます。速読英単語必修編で基礎を固めた後に上級編に取り組むことで、従来型の語彙力と膨大な長文をこなしてきたというハイブリッド型の英語力が身につきます。
英文解釈の技術70
和訳力を強化するための最初の一冊としておすすめなのが英文解釈の技術70です。英文解釈の技術70は約1800単語を8周、英文法の参考書を2周程度している状態から始めるのが理想的です。70問の中で間違えた問題については覚えるくらいまで英文ごと暗記することとなぜその訳になるのかをしっかりと理解することが重要です。
1日30分で3問ずつ解き進めることで約3週間から1ヶ月で1周できます。この参考書を完璧にすることで早稲田大学の英語に必要な基礎的な和訳力が身につきます。
基礎英文解釈の技術100
英文解釈の技術70を終えた後に取り組むべきなのが基礎英文解釈の技術100です。基礎英文解釈の技術100は偏差値60から70レベルの和訳力を身につけるための参考書です。非制限用法や関係副詞などの理解が難しい英文はもちろん、自分が初見で訳せなかった英文は丸覚えするような意識で進めていきましょう。
1日4問ずつ進めていくことで約25日で1周できます。この参考書を完璧にすることで早稲田大学の長文読解に必要な和訳力が身につき、英語の偏差値が大きく上がります。
ポレポレ英文読解プロセス50
早稲田大学の英語対策の完成期に取り組むべきなのがポレポレ英文読解プロセス50です。ポレポレ英文読解プロセス50は難関な英文も和訳できるようになるための参考書で、早稲田大学の入試で出題されるレベルの複雑な文構造にも対応できる力が身につきます。1日3問ずつ進めていくことで約2週間から3週間で1周できます。
この参考書を完璧にすることで早稲田大学の英語で合格点を取るための和訳力が完成します。
やっておきたい英語長文500
英語長文の勉強を始める際に最初に取り組むべきなのがやっておきたい英語長文500です。やっておきたい英語長文500は1段落を読んだら1段落全体を要約する、2段落を読んだら2段落全体を要約するというように各段落を日本語で要約できる力をつけていくことが重要です。1日2個ずつ進めていきましょう。
速読や精読などを意識する前に、そもそも段落ごとの内容を正確に理解できる力が早稲田大学の英語では求められます。
やっておきたい英語長文700
やっておきたい英語長文500を終えた後に取り組むべきなのがやっておきたい英語長文700です。やっておきたい英語長文700は早稲田大学の入試で出題される長文のレベルに近い問題が収録されています。和訳や英文法に重点的に時間をかけてきたので、ちゃんと日々こなしていれば英語長文は周りのライバルよりも速くどんどんレベルアップしていけると思います。1日2個ずつ進めていくことで約2週間で1周できます。
やっておきたい英語長文1000
早慶志望の受験生には最後の英語長文の対策としてやっておきたい英語長文1000が非常におすすめです。難関レベルの英語長文の参考書は数多くありますが、早慶志望向けの難関レベルの英語長文の参考書として一番活用できるのはやっておきたい英語長文1000になります。
早慶志望の受験生の中でも文学部、経済学部、商学部、社会科学部などを志望する受験生はぜひ取り組んでみてください。
まとめ
今回は早稲田大学の英語について学部ごとの特徴と対策、実際にやってよかった勉強法、おすすめの参考書を解説しました。
早稲田大学の英語についてのまとめは以下のようになります。
- 早稲田の英語は学部によって出題形式と難易度が大きく異なる
- 英単語は2冊目まで完璧にすることが合格への必須条件
- 徹底的な和訳力の強化が早稲田英語攻略の鍵
