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英語の大学受験の勉強法を共通テスト対策の勉強法から志望校別に東大志望、早稲田志望、慶應志望、MARCH志望など志望校ごとの英語の勉強法から高校生の定期テスト対策におすすめの勉強法も解説します。
また目的別に英文法、英語長文、長文読解、リスニング、英文解釈、英単語、英熟語のそれぞれのおすすめの勉強法も解説します。
またゼロからでも英語の偏差値を伸ばせる勉強法の順番も解説します。
また、これまで個別指導塾で講師として早慶に受験生を300名以上合格させてきた中でおすすめの勉強法から使ってよかった英語の参考書とその使い方も併せて解説したいと思います。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長「竹本明弘」
これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきただけでなく英検準一級合格者を1200名以上輩出してきました。その中で共通テストの英語で9割以上を取った生徒もたくさんおり、実際に指導する中でゼロからでも英語の偏差値70まで到達した大学受験対策の英語の勉強法や使ってよかった参考書およびおすすめの英語の勉強の順番を解説したいと思います。
ゼロからでも短期間で英語の偏差値を伸ばせる大学受験の勉強法をこれから解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- ゼロからでも共通テストの英語で9割取れる勉強法と使うべき参考書一覧
- 実際にどういう勉強のスケジュールをこなせば英語の偏差値が70になるのか
【大学受験】期間別におすすめの英語の勉強法
英語のおすすめの勉強法を大学受験本番まで5ヶ月、8ヶ月、1年のそれぞれ期間別に解説します。
5ヶ月で英語の偏差値を40から70にする勉強法
結論として、英語の偏差値を5ヶ月で40から70にする勉強法としては以下のようになります。(目安:1日2時間30分の勉強時間)
→特に単語・熟語と英文法に集中的に取り組む(1日60分英単語、60分英文法)
- 英単語については、ターゲット1900やシステム英単語など共通テスト英語レベル〜MARCHレベルの英単語帳を1冊しっかりと覚えきりましょう。覚え方は、1日60分時間を英単語に取って、3分間で15個の単語を音読しながら日本語の意味を覚えて、3分経ったら、日本語を隠してテストするというのを繰り返しましょう。60分で300単語できるので、1ヶ月で約900単語を8周できます。大学受験で使える英単語力には何よりも何周できるかが重要であり、8周すると東大早慶に合格した先輩たちと同じ力がつきます。
- 英熟語については、はじめは英文法の参考書のイディオムの部分のみで大丈夫です。その分しっかりと英文法に時間を使いましょう。英文法はvintageやnextstageなどの参考書を1冊やり切ることが重要です。特に学校から東大に何人も輩出されるような進学校ではない限り、英文法はとにかく基礎が重要なので、苦手な人は「大岩のいちばんはじめの英文法」をやりながら、その範囲のnextstageを解くなどの進め方をおすすめします。
→単語・英文法にも取り組みつつ、英文解釈=和訳対策も進める(1日60分英単語、60分英文法、30分英文解釈)
- 1ヶ月目については、「単語を覚えるための勉強時間が取れていて、基礎的な英文法の理解ができていれば大丈夫」です。2〜3ヶ月目の目標は「今まで習得した英単語・英文法・英熟語の3つの力を活用して、和訳力を習得すること」です。
- 英文法は引き続きnextstageやvintageなどの問題集形式の1000問以上問題数のある大学受験対策の英文法参考書を2周できるように1日40問のペースで取り組んで行きましょう。間違えた部分や理解できていない部分は必ず大岩の英文法もしくは講義系の参考書で確認しましょう。
- そして、2ヶ月目が終わる段階で約1800単語を8周、英文法の参考書を2周程度している状態になると、和訳の参考書「英文解釈の技術 70」をはじめていきましょう。そこから、70問の中で間違えた問題については覚えるくらいまで英文ごと暗記することとなぜその訳になるのかをしっかりと理解することが重要です。わからない時は問題を写真で取って、chatgptなどAIに聞くと解説してくれるので、独学で勉強している人はそういう使い方もぜひやってみてください。和訳は1日30分で3問ずつ解き進めましょう。
→少し難しい難易度の文章も和訳できるようになるためのトレーニング+熟語(1日60分英単語、30分英文法、60分英文解釈)
- ここまで「単語帳1冊+英文法の参考書1冊(1000問以上の問題集形式)+和訳の参考書1冊」をやった状態です。ここから英語長文の参考書を始めてしまう受験生が毎年続出しますが、後々の大幅なタイムロスと伸び悩みに繋がるのでやめておきましょう。では、次に何をやるべきかでいくと「英文法の苦手な部分の補強」と「徹底的な和訳力の補強」です。
- 英文法は基本的には「vintageやnextstageでよく間違えた部分を解き直して復習する」のが重要ですが早慶以上のレベルを目指す方でまだ時間があるという方は「頻出英文法 語法問題1000」までやり切ると万全な英文法の力がつきます。
- そして、4ヶ月目の一番の大テーマである「偏差値60~70レベルの和訳力を身につける」という点で「基礎 英文解釈の技術100」を1日4問ずつ進めていきましょう。ここでも非制限用法や関係副詞などの理解が難しい英文はもちろん自分が初見で訳せなかった英文は丸覚えするような意識で進めていきましょう。
- また英熟語に関しては、「英熟語ターゲット1000」もしくは「速読英熟語」を進めていきましょう。
→和訳力強化の大詰め+長文読解+2冊目の英単語帳(英単語30分、英文解釈60分、英語長文60分)
- 5ヶ月目はいよいよ完成期ということで「難関な英文も和訳できるようになる」+「読めない長文を可能な限りなくしていく」の2つをテーマに進めていきましょう。
- 「ポレポレ英文読解プロセス50」を開始して、1日3問ずつ進めていきましょう。
- 英語の長文読解に関しては、速読や精読などを意識する前に「そもそも1段落を読んだら、1段落全体を要約する、2段落を読んだら、2段落全体を要約する」というように各段落を日本語で要約できる力をつけていきましょう。まずはやっておきたい英語長文の500から取り組んで1日2個ずつ進めていきましょう。終わったら、やっておきたい英語長文の700に進みましょう。(ネットやyoutubeにあるような世の中の参考書ルートよりも和訳や英文法に重点的に時間をかけているので、ちゃんと日々こなしていれば、英語長文は周りのライバルよりも速くどんどんレベルアップしていけると思います。)
- 2冊目の英単語帳の意味ですが、ここで習得して欲しいこととしては、覚えている難しい英単語数を増やしていくというよりもこの難しい単語はこういう風に使われるんだというレパートリーを増やしていくというイメージです。その上でおすすめは「速読英単語 上級編」です。例文があり、非常にわかりやすくまとまっているので、過去問を解いている時などに非常にやっていてよかったなという受験生が毎年指導していて出てきます。(※ここまで執筆してきました私、竹本は逆転合格特化塾というオンライン塾を運営しており、累計で300名以上の早慶合格者を輩出しております。)


8ヶ月で大学受験の英語の偏差値を40から70に上げる勉強法
結論として、8ヶ月で英語の偏差値を40から70にするには、英単語と英文法と英文解釈の基礎固めに最初の4ヶ月を使い、残りの4ヶ月で英語長文とリスニングの実践演習を行うことが最も効果的です。1日3時間の勉強時間を確保できれば、確実に偏差値70に到達することができます。
最初の1ヶ月目は英単語と英文法の基礎固めに集中します。1日90分を英単語、90分を英文法に充てましょう。英単語はターゲット1400やシステム英単語Basicから始めて、3分間で20単語を音読しながら日本語の意味を覚えて、3分経ったら日本語を隠してテストするというのを繰り返します。1日200単語のペースで進めると、1ヶ月で約1400単語を7周できます。
英文法は大岩のいちばんはじめの英文法を使って基礎を固めます。学校の授業を全く聞いてこなかった人は、スタディサプリの高校1年生スタンダードレベル文法編を受講しながら大岩の英文法を進めると効果的です。一方で、大岩の英文法を読んでみて半分以上の内容が見たことがある、理解できると感じる人は、この参考書を最初から取り組む必要はありません。基礎がある程度定着している場合は、すぐにVintageやNextStageに進みましょう。
2ヶ月目から3ヶ月目は英単語と英文法の定着に加えて、英文解釈を始めます。1日60分を英単語、60分を英文法、60分を英文解釈に充てます。英単語はターゲット1900やシステム英単語に進み、同じ方法で1日200単語のペースで復習を続けます。2ヶ月目が終わる段階で約2800単語を7周している状態になります。
英文法はVintageやNextStageを1日40問のペースで進めて、2ヶ月で2周できるようにします。間違えた部分や理解できていない部分は必ず大岩の英文法もしくはEvergreenで確認しましょう。わからない問題を放置せず、なぜそうなるのかを理解することが重要です。また、1ヶ月に1回は必ず自分の苦手分野を洗い出し、理解できるまで復習する時間を取ることを習慣にしましょう。
英文解釈は基礎英文解釈の技術70を使って、1日3問ずつ進めます。間違えた問題については覚えるくらいまで英文ごと暗記することと、なぜその訳になるのかをしっかりと理解することが重要です。わからない時は問題を写真で撮って、chatgptなどのAIに聞くと解説してくれるので、独学で勉強している人はそういう使い方もおすすめです。SVOCや修飾関係を意識しながら、文構造を正確に把握する力をつけていきましょう。
4ヶ月目は英単語と英文法の総復習と英文解釈の強化に充てます。1日60分を英単語、30分を英文法、90分を英文解釈に充てます。英単語は今まで覚えた単語の復習を中心に行い、曖昧な単語を完璧にします。英文法はVintageやNextStageでよく間違えた部分を解き直して復習します。早慶以上のレベルを目指す人は頻出英文法語法問題1000にも取り組みましょう。
英文解釈は基礎英文解釈の技術100を1日4問ずつ進めます。偏差値60から70レベルの和訳力を身につけることがこの時期の最大の目標です。非制限用法や関係副詞などの理解が難しい英文は、もちろん自分が初見で訳せなかった英文は丸覚えするような意識で進めていきましょう。また英熟語に関しては、英熟語ターゲット1000もしくは速読英熟語を進めていきます。
5ヶ月目から6ヶ月目は英語長文の演習を本格的に始めます。1日30分を英単語、30分を英文解釈、90分を英語長文に充てます。まずやっておきたい英語長文300または英語長文ポラリス0から始めて、1日2題ずつ進めます。英語長文が苦手な人や英文を読むのにまだ時間がかかると感じる人は、基礎的な語彙と構文で構成された長文で練習を積むことが重要です。
英語長文の勉強で最も重要なのは、各段落を読んだら各段落全体を要約することです。1段落を読んだら1段落全体を要約する、2段落を読んだら2段落全体を要約するというように、段落ごとに日本語で要約できる力をつけていきましょう。演習の際は、1問ごとに段落の要約を行い、各段落を自分の言葉でまとめることで、文章の構造を理解する力が鍛えられます。音読も並行して行い、スクリプトを見ながら声に出して読むことで、読むスピードと理解のスピードを一致させていきます。
やっておきたい英語長文300または英語長文ポラリス0が終わったら、やっておきたい英語長文500または英語長文ポラリス1に進みます。標準レベルの長文を使って、段落ごとに何が主張なのか、どの部分が根拠なのかを整理する練習を重ねてください。設問の根拠を本文のどこから取ったのかを確認することも大切です。毎回の復習でなぜこの選択肢が正しいのか、筆者の主張はどこに書かれていたかを整理することで、論理的な読解力が定着します。
7ヶ月目から8ヶ月目は英語長文のレベルを上げて、リスニング対策も本格的に始めます。1日30分を英単語、60分を英語長文、60分を英文解釈またはリスニングに充てます。英語長文はやっておきたい英語長文700または英語長文ポラリス2,3に進み、1日2題のペースで演習を続けます。この段階のゴールは、CDの音声よりも速いスピードで音読しながらでも、各段落の要約ができる状態を作ることです。
リスニング対策は1カ月で攻略大学入学共通テスト英語リスニングを使って、音読スピードを鍛えることから始めます。1問につき最低7回以上音読を繰り返し、7回目には自分の人生の中で一番速い音読ができることを目標にします。最初は1日3問を解いて、それぞれ7回ずつ音読する練習を1ヶ月続けます。音読スピードが音声よりも速くなると、聞き取りながら要約したり、問題に必要な部分に集中したりできるようになります。
2冊目の英単語帳として速読英単語上級編にも取り組みましょう。この参考書は例文があり、非常にわかりやすくまとまっています。ここで習得してほしいこととしては、覚えている難しい英単語数を増やしていくというよりも、この難しい単語はこういう風に使われるんだというレパートリーを増やしていくというイメージです。過去問を解いている時などに非常にやっていてよかったなという受験生が毎年出てきます。
1年で大学受験の英語の偏差値を40から70に上げる勉強法
1年で大学受験の英語の偏差値を40から70に上げる勉強法を解説します。
結論として、1年で英語の偏差値を40から70にするには、最初の6ヶ月で英単語と英文法と英文解釈の基礎を徹底的に固め、後半の6ヶ月で英語長文とリスニングと過去問演習を行うことが最も効果的です。
1日2時間30分の勉強時間を確保できれば、確実に大学受験の英語の偏差値70に到達することができます。
最初の1ヶ月目は英単語と英文法に集中的に取り組みます。1日60分を英単語、60分を英文法に充てましょう。英単語はターゲット1400やシステム英単語Basicから始めて、3分間で20単語を音読しながら日本語の意味を覚えて、3分経ったら日本語を隠してテストするというのを繰り返します。60分で200単語できるので、1ヶ月で約1400単語を7周できます。大学受験で使える英単語力には何よりも何周できるかが重要であり、7周すると東大早慶に合格した先輩たちと同じ力がつきます。
英文法は大岩のいちばんはじめの英文法を使って基礎を固めます。この参考書は中学英語から高校英語の基礎まで、わかりやすい説明で理解を深めることができます。学校から東大に何人も輩出されるような進学校ではない限り、英文法はとにかく基礎が重要なので、苦手な人は大岩の英文法をしっかりやりながら進めることをおすすめします。1日1章ずつ読み進めて、理解が曖昧な部分は何度も読み返しましょう。
2ヶ月目から4ヶ月目は英単語と英文法の定着を図ります。1日60分を英単語、60分を英文法に充てます。英単語はターゲット1900やシステム英単語に進み、同じ方法で1日200単語のペースで復習を続けます。4ヶ月目が終わる段階で約2400単語を8周している状態になります。英熟語については、はじめは英文法の参考書のイディオムの部分のみで大丈夫です。その分しっかりと英文法に時間を使いましょう。
英文法はVintageやNextStageを1日40問のペースで進めて、3ヶ月で2周から3周できるようにします。間違えた部分や理解できていない部分は必ず大岩の英文法もしくはEvergreenで確認しましょう。理解が曖昧なまま次に進んでしまうと、入試本番で同じ間違いを繰り返すことになります。2周目以降は間違えた問題や苦手な分野を重点的に復習します。特に関係詞、仮定法、分詞構文、比較などは多くの受験生が苦手とする分野なので、時間をかけて理解を深めましょう。
5ヶ月目から6ヶ月目は英文解釈を本格的に始めます。1日60分を英単語、30分を英文法、60分を英文解釈に充てます。今まで習得した英単語と英文法と英熟語の3つの力を活用して、和訳力を習得することがこの時期の目標です。基礎英文解釈の技術70を1日3問ずつ進めます。間違えた問題については覚えるくらいまで英文ごと暗記することと、なぜその訳になるのかをしっかりと理解することが重要です。
6ヶ月目の後半からは基礎英文解釈の技術100に進みます。1日4問ずつ進めると、約25日で1周できます。偏差値60から70レベルの和訳力を身につけることがこの段階の目標です。非制限用法や関係副詞などの理解が難しい英文は、もちろん自分が初見で訳せなかった英文は丸覚えするような意識で進めていきましょう。和訳力を徹底的に鍛えることで、7ヶ月目以降の長文読解がスムーズになります。
7ヶ月目から8ヶ月目は英語長文の基礎演習を行います。1日30分を英単語、30分を英文解釈、90分を英語長文に充てます。まずやっておきたい英語長文300または英語長文ポラリス0から始めて、1日2題ずつ進めます。基礎的な語彙と構文で構成された長文で練習を積むことで、英文の構造が自然に見えるようになり、次のレベルへの橋渡しがスムーズになります。
演習の際は、1問ごとに段落の要約を行いましょう。各段落を自分の言葉でまとめることで、文章の構造を理解する力が鍛えられます。音読も並行して行い、スクリプトを見ながら声に出して読むことで、読むスピードと理解のスピードを一致させていきます。やっておきたい英語長文300または英語長文ポラリス0が終わったら、やっておきたい英語長文500または英語長文ポラリス1に進みます。段落ごとに何が主張なのか、どの部分が根拠なのかを整理する練習を重ねてください。
9ヶ月目から10ヶ月目は英語長文のレベルを上げて、リスニング対策も始めます。1日30分を英単語、60分を英語長文、60分をリスニングに充てます。英語長文はやっておきたい英語長文700または英語長文ポラリス2に進み、1日2題のペースで演習を続けます。標準からやや難レベルの英文を使って、スピードと理解力の両立を目指します。この段階のゴールは、CDの音声よりも速いスピードで音読しながらでも、各段落の要約ができる状態を作ることです。
リスニング対策は1カ月で攻略大学入学共通テスト英語リスニングを使って、音読スピードを鍛えることから始めます。1問につき最低7回以上音読を繰り返し、7回目には自分の人生の中で一番速い音読ができることを目標にします。最初は1日3問を解いて、それぞれ7回ずつ音読する練習を1ヶ月続けます。毎日30分の音読練習で、確実に処理速度が向上します。音読スピードが安定してきたら、共通テスト過去問研究英語リスニングを使って演習量を増やしていきます。
11ヶ月目から12ヶ月目は過去問演習と総仕上げを行います。1日30分を英単語の復習、90分を過去問演習、60分を弱点補強に充てます。志望校の過去問を最低5年分、できれば10年分は解きましょう。過去問を解くことで、出題傾向と時間配分を完璧に把握します。過去問演習の際は、必ず本番と同じ時間で解きましょう。時計を見ながら、各大問にどれくらいの時間をかけるかを意識します。
過去問を解いた後は、必ず採点して、間違えた問題を徹底的に復習しましょう。弱点補強も11ヶ月目以降の重要なテーマです。今まで解いた模試や過去問を見返して、自分がよく間違える分野を洗い出しましょう。例えば、関係詞の問題が苦手であれば、VintageやNextStageの関係詞の部分を集中的に復習します。弱点を1つずつ潰していくことで、得点力が上がります。
英単語の最終確認も11ヶ月目以降に行いましょう。今まで使ってきた単語帳をもう一度最初から見直して、曖昧な単語がないか確認します。特に多義語や紛らわしい単語は、入試本番で狙われやすいので、しっかりと覚え直しましょう。2冊目の英単語帳として速読英単語上級編にも取り組むと、難関大学の入試問題にも対応できる語彙力が身につきます。この参考書は例文があり、非常にわかりやすくまとまっているので、過去問を解いている時などに非常にやっていてよかったなという受験生が毎年出てきます。
共通テスト対策も11ヶ月目以降は本格的に行いましょう。共通テストの過去問と予想問題を合わせて10回分以上は解くことをおすすめします。共通テストは私立大学の入試とは形式が異なるので、別途対策が必要です。特にリスニングは毎日練習することが重要です。共通テストリスニングの過去問を使って、音読練習を継続しましょう。音読スピードが音声よりも速くなっていれば、本番でも余裕を持って解くことができます。
大学受験の英語のおすすめの勉強法の実践に必要な参考書一覧

大学受験対策におすすめの英語の参考書①ターゲット1900
大学受験に必要な1900語を厳選した英単語帳で、共通テストからMARCH、さらには早慶レベルまで幅広くカバーしている定番の一冊です。
この単語帳の最大の特徴は、見出し語が入試頻出順に配列されているため、効率的に重要な単語から学習できる点にあります。
また、各単語には例文が付いており、単語の実際の使われ方を文脈の中で理解できる構成になっています。
▽ターゲット1900についてもっと詳しく知りたいという方はこちら
大学受験対策におすすめの英語の参考書②英文解釈の技術100
基礎英文解釈の技術100は、英単語と英文法の知識を実際の英文読解に応用する力を養成する参考書です。
この参考書は、単に英文を日本語に訳すだけでなく、英文の構造を正確に把握し、なぜそのような訳になるのかを論理的に理解する力を身につけることを目的としています。
各例題には詳しい解説が付いており、SVOCの構造や修飾関係、接続詞の働きなど、英文を正確に読み解くために必要な文法知識が丁寧に説明されています。
特に、非制限用法や関係副詞、分詞構文など受験生がつまずきやすいポイントについては、豊富な例文とともに徹底的に解説されているため、独学でも確実に力をつけることができます。
大学受験対策におすすめの英語の参考書③英文法語法(ビンテージ)
英文法・語法 Vintageは、大学受験に必要な英文法を1000問以上の問題演習を通じて定着させる総合問題集です。
文法、語法、イディオム、会話表現、語彙など、英語の入試問題で問われるあらゆる分野が網羅されており、NextStageと並んで多くの受験生から支持されている定番の一冊となっています。
また、頻出問題が厳選されているため、効率的に入試対策を進めることが可能です。
レイアウトも見やすく、重要なポイントは色分けされているため、復習の際にも使いやすい構成になっています。基礎レベルから難関大学レベルまで幅広く対応しているため、長期的に活用できる参考書です。
大学受験対策におすすめの英語の参考書④やっておきたい英語長文1000
やっておきたい英語長文1000は、早稲田大学や慶應義塾大学などの難関私立大学を目指す受験生のための超長文問題集です。
この参考書に収録されている英文は最難関私大や難関大の英語の問題で登場した1000語レベルの本格的な長文です。
早慶の文学部、経済学部、商学部、社会科学部など、特に長文読解の難易度が高い学部を志望する受験生にとって、最終段階の仕上げとして最適な一冊です。
収録されている英文は多様なテーマを扱っており、科学、歴史、文化、社会問題など、実際の入試で出題される幅広い分野に対応しています。各長文には詳しい全文和訳と解説が付いており、難解な構文や背景知識についても丁寧に説明されているため、独学でも十分に活用できます。
▽やっておきたい英語長文についてもっと詳しく知りたい方はこちら
▽英語のおすすめの参考書をもっと知りたいという人はこちら
分野別に大学受験におすすめの英語の勉強法
分野別に大学受験におすすめの英語の勉強法を解説します。
大学受験の英文法のおすすめの勉強法
結論として、英文法の習得には問題集形式の参考書を最低2周することが最も効果的です。英文法は大学受験英語の土台となる部分であり、ここがしっかりしていないと長文読解やリスニングでも苦労することになります。
英文法の勉強で最も重要なのは、基礎から積み上げていくことです。多くの受験生が犯す間違いは、いきなり難しい問題集に手を出してしまうことです。まずは中学英語レベルの基礎が完璧かどうかを確認しましょう。
基礎が不安な受験生には大岩のいちばんはじめの英文法が非常におすすめです。この参考書は中学英語から高校英語の基礎まで、わかりやすい説明で理解を深めることができます。大岩の英文法を読みながら、該当する範囲のnextstageやvintageを解いていくという進め方が効果的です。
基礎が固まったら、nextstageやvintageといった1000問以上の問題数がある問題集形式の参考書に取り組みましょう。これらの参考書は大学受験英語で頻出の文法問題を網羅的にカバーしています。1日40問のペースで進めると、約25日で1周できる計算になります。
英文法の勉強では、間違えた問題をそのままにしないことが極めて重要です。間違えた問題には印をつけて、なぜその答えになるのかを理解するまで講義系の参考書で確認しましょう。理解が曖昧なまま次に進んでしまうと、入試本番で同じ間違いを繰り返すことになります。
2周目以降は間違えた問題や苦手な分野を重点的に復習します。特に関係詞、仮定法、分詞構文、比較などは多くの受験生が苦手とする分野なので、時間をかけて理解を深めましょう。3周目に入る頃には、ほとんどの問題を即答できるようになっているはずです。
早慶以上の難関大学を目指す受験生は、nextstageやvintageを完璧にした後に頻出英文法語法問題1000に取り組むとよいです。この参考書は難関大学の入試問題から厳選された良問が揃っており、万全な英文法の力をつけることができます。ただし、基礎が固まっていない段階でこの参考書に手を出すのは効率が悪いので注意が必要です。
大学受験の英語長文のおすすめの勉強法
結論として、英語長文の力を伸ばすには和訳力の徹底的な強化が最も重要です。多くの受験生が犯す最大の間違いは、単語と文法をある程度やった段階ですぐに長文問題集に取り組んでしまうことです。これは後々の大幅なタイムロスと伸び悩みに繋がります。
英語長文を読めるようになるためには、まず各文章を正確に和訳できる力が必要です。この和訳力のことを英文解釈力と呼びます。英文解釈力がないまま長文問題集に取り組んでも、なんとなく読めた気になるだけで、実力は伸びません。
英文解釈の勉強は英文解釈の技術70から始めるのがおすすめです。この参考書は基礎レベルの和訳力を身につけるのに最適で、70問という適度なボリュームで挫折しにくいです。1日3問ずつ進めると、約24日で1周できます。
英文解釈の勉強で重要なのは、間違えた問題については覚えるくらいまで英文ごと暗記することです。なぜその訳になるのかをしっかりと理解することが何より大切です。わからない時は問題を写真で撮って、chatgptなどのAIに聞くと解説してくれるので、独学で勉強している人はそういう使い方もおすすめです。
英文解釈の技術70が終わったら、基礎英文解釈の技術100に進みましょう。この参考書は偏差値60から70レベルの和訳力を身につけることができます。1日4問ずつ進めると、約25日で1周できます。非制限用法や関係副詞などの理解が難しい英文は、もちろん自分が初見で訳せなかった英文は丸覚えするような意識で進めていきましょう。
さらに難関大学を目指す受験生は、ポレポレ英文読解プロセス50に取り組むとよいです。この参考書は難関大学の入試問題から厳選された複雑な構造の英文を扱っており、最高レベルの和訳力を身につけることができます。1日3問ずつ進めると、約17日で1周できます。
和訳力が固まったら、いよいよ長文問題集に取り組みます。やっておきたい英語長文の500から始めて、1日2個ずつ進めていきましょう。この段階で重要なのは、速読や精読などを意識する前に、そもそも1段落を読んだら1段落全体を要約する、2段落を読んだら2段落全体を要約するというように各段落を日本語で要約できる力をつけていくことです。
各段落の要約ができるようになると、長文全体の構造が見えてくるようになります。これは設問を解く際に非常に役立ちます。特に内容一致問題や要旨把握問題では、各段落の要約ができていれば正解率が格段に上がります。
やっておきたい英語長文の500が終わったら、同シリーズの700に進みましょう。さらに難関大学を目指す受験生は、やっておきたい英語長文の1000にも挑戦するとよいです。このレベルになると、東大や京大、早慶の入試問題と同等の難易度になります。
英語長文の復習方法も重要です。問題を解いた後は、必ず全文を音読しましょう。音読することで英文の構造が頭に入り、読解スピードも向上します。1つの長文につき最低5回は音読することをおすすめします。
大学受験の英単語のおすすめの勉強法
結論として、英単語の習得には1冊の単語帳を最低8周することが最も効果的です。東大早慶に合格した先輩たちは、みな単語帳を8周以上しています。何冊も中途半端にやるよりも、1冊を完璧にする方が圧倒的に効率的です。
英単語の勉強で最も重要なのは、毎日継続して取り組むことです。1日60分を英単語の時間として確保しましょう。この60分で約300単語を復習できます。1ヶ月続けると、約900単語を8周できる計算になります。
具体的な覚え方としては、3分間で15個の単語を音読しながら日本語の意味を覚えて、3分経ったら日本語を隠してテストするというのを繰り返します。この方法のメリットは、短時間で集中して覚えられることと、すぐにテストをすることで記憶の定着が良くなることです。
使用する単語帳としては、ターゲット1900やシステム英単語がおすすめです。これらの単語帳は共通テスト英語レベルからMARCHレベルの英単語を網羅しており、大学受験に必要な語彙力を効率的に身につけることができます。学校で配られた単語帳がある場合は、それを使っても構いません。
派生語や類義語も合わせて覚えると効率的です。例えば、importantという単語を覚える際に、importanceやsignificant、crucialなども一緒に覚えることで、語彙力が一気に広がります。多くの単語帳には派生語や類義語が掲載されているので、それらも意識的に覚えましょう。
2冊目の英単語帳に取り組むタイミングは、1冊目がほぼ完璧になった段階です。目安としては、1冊目の単語帳で正答率が90%以上になったら2冊目に進んでよいです。2冊目としては速読英単語上級編がおすすめです。
速読英単語上級編は例文があり、非常にわかりやすくまとまっています。ここで習得して欲しいこととしては、覚えている難しい英単語数を増やしていくというよりも、この難しい単語はこういう風に使われるんだというレパートリーを増やしていくというイメージです。過去問を解いている時などに、非常にやっていてよかったなという受験生が毎年出てきます。
大学受験の英語のリスニング対策におすすめの勉強法
結論として、リスニング力を上げるには音声よりも速く音読できる力をつけることが最も重要です。
実際にこれまで早稲田大学や慶應義塾大学などの難関大学に300名以上を合格させ、共通テストの英語リスニングで9割を取った受験生を500名以上輩出してきた確実で成果の出る方法では、音読スピードの強化がすべての土台になります。リスニングで高得点が取れる受験生は、聞こえてくる音声よりも自分が速く音読できるという特徴があります。
音読スピードを鍛える基礎期として、最初の1ヶ月は1カ月で攻略大学入学共通テスト英語リスニングを使います。この時期は数多くの問題を解くよりも、1問を完璧に仕上げることを意識してください。1問につき最低7回以上音読を繰り返し、スクリプトを見ながら音声を再生し、同時に声に出して読みます。その後はスクリプトを外して、自分の力だけで音読します。
人は、自分が音読できるスピードより速い音声を速いと感じ、遅い音声をゆっくりと感じます。つまり、音読スピードを上げることができれば、リスニング中の処理速度が飛躍的に向上し、音声を余裕を持って理解できるようになります。
ここでしっかりと基礎を作ることが、2ヶ月目以降の得点力アップにつながる決定的な一歩です。
共通テストのリスニング対策としては、共通テスト用のリスニング問題集を使用するのがおすすめです。共通テストリスニングの点数が面白いほどとれる本や、きめる共通テストリスニングなどが人気です。これらの問題集には、共通テストと同じ形式の問題が多数収録されています。
リスニング問題を解く際の重要なテクニックとして、先読みがあります。音声が流れる前に設問と選択肢を読んでおくことで、何を聞き取ればよいかが明確になります。共通テストリスニングでは、音声が流れる前に約30秒の準備時間があるので、この時間を有効活用しましょう。
聞き取れなかった部分があっても、立ち止まらずに次の内容に集中することが大切です。1つの単語が聞き取れなかったことに気を取られて、その後の内容を聞き逃してしまうのは最悪のパターンです。全体の流れを掴むことを優先しましょう。
まず問題を解いてから、スクリプトを見ながらシャドーイングを行い、意味をしっかり理解します。理解できたらスクリプトを外して音読を繰り返し、スムーズに口から出るまで練習しましょう。難しい英文を自然に音読できるようになると、耳で聞いた瞬間に文構造が頭に浮かぶようになります。この理解しながら聞く力は、東大や一橋レベルの問題に対応するために欠かせません。
東大や一橋大学のように二次試験でリスニングがある大学受験生は、6ヶ月目以降に新キムタツの東大英語リスニングSuperを使います。この教材は、内容理解、要約、記述を求められるリスニング問題に強く、音声を聞きながら要点を整理する力を身につけることができます。まず音声を2回から3回聞き、話の流れをつかみながらメモを取ります。
その後、自分の言葉で要約文を英語で書き、スクリプトと照らし合わせて確認します。最後に音読とシャドーイングを繰り返して、耳と口と頭で内容を定着させてください。リスニングは、ただ聞くだけでは得点できません。聞いた情報を整理し、理解し、再現できる力が必要です。この勉強法を丁寧に続けることで、共通テストから難関大の記述型リスニングまで、幅広く対応できる力がつきます。
大学受験の効果的な英語の勉強法の順番
結論として、英語の勉強は英単語と英文法を同時並行で進め、その後に英文解釈、最後に英語長文という順番が最も効率的です。この順番を守ることで、確実に英語力を伸ばすことができます。多くの受験生がこの順番を守らずに挫折しています。
最初の1ヶ月から2ヶ月は、英単語と英文法に集中的に取り組みましょう。1日60分を英単語、60分を英文法に充てることで、大学受験英語の基礎となる力を身につけることができます。この期間は英語長文には手を出さず、基礎固めに徹することが重要です。
英単語については、ターゲット1900やシステム英単語など共通テスト英語レベルからMARCHレベルの英単語帳を1冊しっかりと覚えきりましょう。覚え方は、1日60分時間を英単語に取って、3分間で15個の単語を音読しながら日本語の意味を覚えて、3分経ったら日本語を隠してテストするというのを繰り返しましょう。
英文法はvintageやnextstageなどの参考書を1冊やり切ることが重要です。特に学校から東大に何人も輩出されるような進学校ではない限り、英文法はとにかく基礎が重要なので、苦手な人は大岩のいちばんはじめの英文法をやりながら、その範囲のnextstageを解くなどの進め方をおすすめします。
2ヶ月目から3ヶ月目は、単語と英文法にも取り組みつつ、英文解釈も進めます。1日60分を英単語、60分を英文法、30分を英文解釈に充てましょう。この時期の目標は、今まで習得した英単語、英文法、英熟語の3つの力を活用して、和訳力を習得することです。
英文解釈の技術70を使って、1日3問ずつ解き進めましょう。間違えた問題については覚えるくらいまで英文ごと暗記することと、なぜその訳になるのかをしっかりと理解することが重要です。この時期に和訳力の基礎を固めることが、後の英語長文読解に大きく影響します。
4ヶ月目は、少し難しい難易度の文章も和訳できるようになるためのトレーニングに入ります。1日60分を英単語、30分を英文法、60分を英文解釈に充てましょう。基礎英文解釈の技術100を1日4問ずつ進めていきます。また英熟語に関しては、英熟語ターゲット1000もしくは速読英熟語を進めていきましょう。
5ヶ月目は完成期として、和訳力強化の大詰めと長文読解に取り組みます。1日30分を英単語、60分を英文解釈、60分を英語長文に充てましょう。ポレポレ英文読解プロセス50を1日3問ずつ進めながら、やっておきたい英語長文の500を1日2個ずつ進めていきます。
目的別におすすめの英語の勉強法
目的別におすすめの英語の勉強法を解説します。
英語が苦手な大学受験生の苦手克服におすすめの勉強法
結論として、英語が苦手な受験生は中学英語レベルの復習から始めることが最も効果的です。多くの英語が苦手な受験生は、実は中学英語の理解が不十分なまま高校英語に進んでしまっています。基礎を固めずに先に進んでも、結局は理解できずに挫折してしまいます。
英語が苦手な原因は大きく分けて3つあります。1つ目は語彙力の不足、2つ目は文法理解の不足、3つ目は英語に触れる時間の不足です。これらの原因を1つずつ解決していくことで、英語が苦手な状態から脱却することができます。
語彙力の不足を解決するには、まず中学英語レベルの英単語を完璧にすることから始めましょう。中学英語単語1850やキクタンBasic4000などの参考書がおすすめです。これらの単語帳は中学レベルから高校基礎レベルの英単語を扱っており、無理なく語彙力を増やすことができます。
文法理解の不足を解決するには、大岩のいちばんはじめの英文法が非常におすすめです。この参考書は中学英語から高校英語の基礎まで、イラストや図解を使ってわかりやすく説明されています。1日1章ずつ読み進めて、理解が曖昧な部分は何度も読み返しましょう。
英語に触れる時間の不足を解決するには、毎日最低1時間は英語の勉強時間を確保することが必要です。最初は30分でも構いませんが、徐々に時間を増やしていきましょう。英語は積み重ねの科目なので、毎日コツコツと続けることが何より重要です。
英語が苦手な受験生によくある間違いは、いきなり難しい問題集に手を出してしまうことです。自分のレベルに合った参考書を選ぶことが大切です。書店で参考書を選ぶ際は、パラパラとめくってみて、7割程度は理解できそうなレベルのものを選びましょう。
高校生の定期テスト対策におすすめの英語の勉強法
定期テストの英語で九割を取るには、定期テスト2週間前から計画的に勉強を始めることが重要です。定期テスト2週間前の時期は、読めない英文に線を引いて、文法書などで確認しながら、理解できない英文の英単語や熟語を覚えるだけでなく英文ごと覚えることに集中します。
余裕があれば文法問題集を2周解き、教科書ガイドで訳と単語を確認しながら、定期テスト1週間前までに7割取れる力をつけることを目標にします。
定期テスト1週間前になったら、暗記中心からアウトプット中心の学習に切り替え、毎日90分かけて音読、和訳、英訳の三段階練習を行います。定期テストで出題される教科書本文を見ずに七割解けるレベルを目指し、リスニングやシャドーイングも加えて英語のリズムに慣れておきます。
定期テスト3日前からは新しいことには手を出さず、これまでの内容を完璧に仕上げる時期とします。定期テストで間違えやすい単語や文法をノートにまとめて復習し、学校ワークやプリントをやり直して同じミスを防ぎます。定期テスト前日は理解している内容を繰り返し確認して自信を固め、就寝前に三分だけ音読すると定期テスト本番でスムーズに思い出せます。
英語の英検対策におすすめの勉強法
結論として、英検の合格には過去問の音声よりも速く音読できる力をつけることが最も重要です。実際にこれまで2000人以上の英検合格者を輩出してきた中で、リスニングで合格点が取れる人は聞こえてくる音声よりも自分が速く音読できるという特徴があります。英検のリスニング対策の勉強法として大事なのは、過去問演習よりもまずは過去問の音声よりも自分が速く音読できるようになることです。
英検2級の合格率は約20%から25%です。英検2級の1次試験の合格率は約25%であり、大体4人に1人が合格する試験なのに対して、英検2級の2次試験は合格率が約80%となるため、5人中4人が受かるほど比較的高い合格率となっています。そのため英検2級は1次試験に合格できれば高い確率で英検2級の2次試験にも合格できると考えて良いです。
英検準1級の合格率は約15%です。英検準1級は英検2級よりも難易度が大幅に上がり、大学中級レベルの語彙力が必要になります。早慶上智レベルの大学を目指す受験生にとっては、英検準1級の取得は大きなアドバンテージになります。
英検のリスニング対策の正しい勉強法の順番は、最初の1ヶ月は1日3問問題を解いて、1問解くごとに最低7回音読をして、7回目に自分の人生の中で一番速い音読ができることを目標に毎日30分だけリスニングの勉強をします。英検の過去問よりも自分の音読の方が速くなってくると段々と聞き取りやすくなるという変化が生まれてきます。さらに自分の音読がCDよりも完全に速くなってくると、要約しながらや問題に必要な部分に集中して聞き取りを行うことができるようになってきます。
1ヶ月経ったら、リスニングの音読中心の学習から過去問演習中心の学習に切り替えていきます。具体的には1日3問だけしか解いていなかったところを1日7問に切り替えて、1問解くごとに1回の音読に切り替えていきます。ここからは音読もスピードよりも正しい発音やリズムかどうかを意識していきます。またこの段階で一番大事なことは、音読が速くなっている分、要約しながら聞き取れる余裕が生まれているので、要約しながら聞き取るために接続詞のbecauseや熟語のin conclusionなど理由や結論などを指すものに注目しながら聞き取る練習をしていきます。
英検のリスニングで大事なことは、過去問演習をしながら同時に音読のスピードを上げていくのではなく音読のスピードを最初に一気に上げてから、そこから過去問演習の量を増やしていくことでより余裕を持った状態で聞き取ることができるようになります。実際、これまで過去問演習をしながら音読は1問解くごとに1回の条件で指導した場合と音読は1問解くごとに7回以上の条件で指導した場合だと、前者は5ヶ月、後者は1ヶ月半で合格レベルまで到達したので、集中的に音読を速くすることを前半に持ってくるとより英検合格の可能性は上がります。
音読する回数は多ければ多いほど良く、1日100回して3日サボるよりも毎日合計20回を継続するといった継続が非常に重要です。リスニング対策に使う参考書は英検の過去問集のみで大丈夫です。おすすめは、数学社の英検赤本シリーズです。この過去問集を使って、音読中心の勉強法を徹底的に実践することで、確実にリスニング力が向上します。
語彙対策も英検合格には欠かせません。英検2級では旺文社の英検2級でる順パス単、英検準1級では英検準1級でる順パス単を使用しましょう。これらの単語帳は英検に頻出の単語を効率的に覚えることができます。1日30分から60分を語彙学習に充てることをおすすめします。単語の意味だけでなく、例文ごと覚えることで実際の問題でも使える力が身につきます。
▽英検の勉強法を級ごとに知りたいという方はこちら
【大学受験】共通テストの英語のおすすめの勉強法
大学受験の英語の共通テスト対策におすすめの勉強法を解説します。
共通テストの英語のリーディングの勉強法
結論として、共通テストリーディングで高得点を取るには速読力と情報処理能力の向上が最も重要です。共通テストのリーディングは80分で約6000語を読む必要があり、従来のセンター試験よりも大幅に語数が増えています。速く正確に読む力が求められます。
共通テストリーディングの最大の特徴は、発音アクセント問題と文法問題が廃止され、全て読解問題になったことです。そのため、英文を読む力がダイレクトに点数に反映されます。文法知識だけでは高得点を取ることができなくなりました。
共通テストリーディングの時間配分は非常に重要です。第1問から第6問まであり、それぞれの配点は第1問が10点、第2問が20点、第3問が15点、第4問が16点、第5問が15点、第6問が24点です。配点の高い第6問に十分な時間を残すために、第1問から第5問までは素早く解く必要があります。
具体的な時間配分の目安としては、第1問が5分、第2問が10分、第3問が10分、第4問が12分、第5問が13分、第6問が25分、見直しが5分です。この時間配分で練習することで、本番でも焦らずに解くことができます。過去問演習の際は必ず時間を計って解きましょう。
速読力を上げるためには、音読が非常に効果的です。共通テストの過去問や予想問題を解いた後は、必ず全文を音読しましょう。音読することで英文の構造が頭に入り、読解スピードが向上します。1つの長文につき最低5回は音読することをおすすめします。
共通テストリーディングでは、図表やグラフを読み取る問題も出題されます。これらの問題は英文を細かく読まなくても、図表から情報を読み取ることで解ける場合があります。効率的に解くためには、設問を先に読んで、何を聞かれているかを把握してから本文を読むことが重要です。
語彙力も共通テストリーディングで高得点を取るためには必須です。共通テストレベルの語彙は約4000語から5000語と言われています。ターゲット1900やシステム英単語を完璧にすることで、語彙面での不安はなくなります。知らない単語が出てきても、文脈から意味を推測する力も重要です。
共通テストリーディングの過去問は最低5年分、できれば10年分は解きましょう。過去問を解くことで出題傾向がわかり、どのような対策が必要かが明確になります。また、模試も積極的に受けることで、本番の雰囲気に慣れることができます。
共通テストリーディングの対策におすすめの参考書としては、共通テスト英語リーディングの点数が面白いほどとれる本や、きめる共通テスト英語リーディングなどがあります。これらの参考書には、共通テスト特有の解き方のコツが詳しく解説されています。
共通テストリーディングで高得点を取るためのテクニックとして、選択肢を先に読むことがあります。選択肢を先に読むことで、本文のどこに注目すればよいかがわかります。ただし、選択肢だけを読んで答えを決めるのではなく、必ず本文で確認することが大切です。
共通テストの英語のリスニングの勉強法
結論として、共通テストリスニングで高得点を取るには音読スピードを鍛えることと先読みのテクニックが最も重要です。共通テストのリスニングは配点が100点と高く、リーディングと同じ配点になりました。リスニングを軽視すると、総合点で大きく差がついてしまいます。
音読スピードが共通テストの英語のリスニングの音声よりも速くなると、聞き取りながら要約したり、問題に必要な部分に集中したりできるようになります。
共通テストリスニングの対策は、まず1カ月で攻略大学入学共通テスト英語リスニングを使って音読スピードを鍛えることから始めましょう。1問につき最低7回以上音読を繰り返し、7回目には自分の人生の中で一番速い音読ができることを目標にします。最初は1日3問を解いて、それぞれ7回ずつ音読する練習を1ヶ月続けます。毎日30分の音読練習で、確実に処理速度が向上します。
音読スピードが安定してきたら、共通テスト過去問研究英語リスニングを使って演習量を増やしていきます。1日7問に切り替えて、1問解くごとに1回の音読に切り替えます。この段階では音読のスピードよりも正しい発音やリズムを意識します。要約しながら聞き取れる余裕が生まれているので、接続詞のbecauseや熟語のin conclusionなど理由や結論を指すものに注目しながら聞き取る練習をしていきます。
共通テストリスニングの最大の特徴は、1回しか読まれない問題があることです。第3問以降は全て1回読みになっており、集中力と即座の理解力が求められます。1回で聞き取れなかった場合、その問題は諦めて次の問題に集中する必要があります。音読スピードが音声よりも速くなっていれば、1回読みでも余裕を持って理解できるようになります。
先読みのテクニックは共通テストリスニングで必須です。音声が流れる前に設問と選択肢を読んでおくことで、何を聞き取ればよいかが明確になります。特に第1問と第2問は2回読まれるので、1回目で全体の内容を把握し、2回目で細部を確認するという戦略が有効です。準備時間の約30秒を使って、設問と選択肢をできるだけ多く読んでおきましょう。
短期間で英語が苦手から得意になる大学受験の勉強法
期間別に短期間で英語の偏差値を伸ばせるおすすめの勉強法を解説します。
夏休みに短期間で伸びる大学受験の英語の勉強法
結論として、夏休みの40日間を有効活用すれば、英語の偏差値を10以上伸ばすことが可能です。夏休みは受験生にとって最も重要な時期であり、この期間の頑張りが志望校合格に直結します。1日8時間以上の勉強時間を確保することが理想的です。
夏休みの英語学習の最大のテーマは、基礎の徹底的な固め直しです。2学期以降に過去問演習に入るためには、夏休み中に英単語、英文法、英文解釈の3つを完成させる必要があります。これらの基礎が固まっていないと、過去問を解いても効果的な学習ができません。
英単語は夏休み中に1冊の単語帳を完璧にしましょう。1日300単語のペースで復習すると、40日間で約1200単語を10周できます。ターゲット1900やシステム英単語を使用して、共通テストからMARCHレベルの語彙力を身につけましょう。朝起きてすぐの1時間を英単語の時間にすると、効率的に記憶できます。
英文法は夏休み中にnextstageやvintageを3周することを目標にしましょう。1日80問のペースで進めると、約13日で1周できます。3周することで、ほとんどの文法問題に即答できるようになります。間違えた問題は必ず解説を読んで理解し、同じ間違いを繰り返さないようにしましょう。
英文解釈は夏休み中に英文解釈の技術70と基礎英文解釈の技術100の2冊を終わらせることを目標にしましょう。1日5問のペースで進めると、約34日で2冊を終えることができます。和訳力を徹底的に鍛えることで、2学期以降の長文読解がスムーズになります。
夏休みの学習スケジュールの例としては、午前中に英単語60分と英文法90分、午後に英文解釈90分と英語長文60分、夜に復習60分という配分がおすすめです。合計で約6時間の英語学習時間になります。他の科目の勉強時間も考慮すると、1日10時間程度の勉強が理想的です。
冬休みに短期間で伸びる大学受験の英語の勉強法
結論として、冬休みは過去問演習と弱点補強に集中することが最も重要です。冬休みは受験直前の最後の長期休暇であり、この期間の使い方が合否を分けます。新しいことを始めるのではなく、今まで勉強してきた内容の総復習と過去問演習に時間を使いましょう。
冬休みの最大のテーマは、志望校の過去問を徹底的に研究することです。最低5年分、できれば10年分の過去問を解いて、出題傾向と時間配分を完璧に把握しましょう。過去問を解くことで、志望校がどのような力を求めているかが明確になります。
過去問演習の際は、必ず本番と同じ時間で解きましょう。時計を見ながら、各大問にどれくらいの時間をかけるかを意識します。時間配分を間違えると、実力があっても点数が取れなくなってしまいます。過去問を解いた後は、必ず採点して、間違えた問題を徹底的に復習しましょう。
弱点補強も冬休みの重要なテーマです。今まで解いた模試や過去問を見返して、自分がよく間違える分野を洗い出しましょう。例えば、関係詞の問題が苦手であれば、nextstageやvintageの関係詞の部分を集中的に復習します。弱点を1つずつ潰していくことで、得点力が上がります。
英単語の最終確認も冬休み中に行いましょう。今まで使ってきた単語帳をもう一度最初から見直して、曖昧な単語がないか確認します。特に多義語や紛らわしい単語は、入試本番で狙われやすいので、しっかりと覚え直しましょう。1日30分を英単語の復習に充てることをおすすめします。
英語長文の音読も継続しましょう。冬休み中は過去問の長文を音読することで、志望校の文章のレベルや文体に慣れることができます。1日1題の長文を5回ずつ音読すると、約30分かかります。音読を続けることで、読解スピードが維持できます。
共通テスト対策も忘れてはいけません。私立大学志望の受験生も、多くの場合は共通テストを受験します。共通テストの過去問と予想問題を、冬休み中に最低5回分は解きましょう。共通テストは私立大学の入試とは形式が異なるので、別途対策が必要です。
冬休みの学習スケジュールの例としては、午前中に過去問演習2時間、午後に過去問の復習と弱点補強2時間、夜に英単語と英文法の復習1時間という配分がおすすめです。英語だけでなく他の科目もバランスよく勉強する必要があるので、全体で1日10時間から12時間の勉強時間を確保しましょう。
高校生の学年別におすすめの英語の大学受験対策の勉強法
高校生の学年別におすすめの英語の大学受験対策の勉強法を解説します。
高1におすすめの大学受験の英語の勉強法
結論として、高1の段階では英語の基礎固めに徹することが最も重要です。高1で基礎をしっかり固めておくことで、高2高3での学習が圧倒的に楽になります。焦って難しい問題集に手を出すのではなく、中学英語から高校英語の基礎まで確実に理解することを優先しましょう。
高1で最も力を入れるべきは、英単語と英文法の2つです。この2つが大学受験英語の土台となります。英単語は高1のうちに基礎レベルの単語帳を1冊完璧にしましょう。ターゲット1400やシステム英単語Basicなどがおすすめです。1日30分を英単語学習に充てることで、1年間で十分な語彙力を身につけることができます。
英文法は学校の授業をしっかりと理解することが最優先です。授業で習った文法事項は、その日のうちに復習しましょう。理解が曖昧な部分は、大岩のいちばんはじめの英文法などの参考書を使って補強します。高1の段階で文法の基礎を固めておくことで、高2以降の学習がスムーズになります。
高3におすすめの大学受験の英語の勉強法
結論として、高3は過去問演習と実践的な問題演習に集中することが最も重要です。高3の4月から夏休みまでは基礎の総仕上げを行い、夏休み以降は本格的な過去問演習に入ります。志望校合格に向けて、計画的に学習を進めていきましょう。
高3の4月から7月は、英単語、英文法、英文解釈の最終確認期間です。英単語は今まで使ってきた単語帳を完璧にするとともに、2冊目の単語帳にも取り組みましょう。速読英単語上級編やリンガメタリカなど、難関大学向けの単語帳がおすすめです。1日60分を英単語学習に充てましょう。
英文法は nextstageやvintageを完璧にした上で、早慶以上を目指す受験生は頻出英文法語法問題1000にも取り組みましょう。文法問題で失点しないように、苦手な分野を徹底的に復習します。1日30分を英文法の復習に充てることをおすすめします。
英文解釈は、まだ取り組んでいない受験生は急いで英文解釈の技術70や基礎英文解釈の技術100に取り組みましょう。すでに取り組んだ受験生は、ポレポレ英文読解プロセス50で最高レベルの和訳力を身につけます。和訳力は英語長文読解の基礎なので、手を抜かずに取り組みましょう。
英語長文は、やっておきたい英語長文の500、700、1000に取り組みましょう。志望校のレベルに応じて、どこまで取り組むかを決めます。共通テストレベルであれば500まで、MARCHレベルであれば700まで、早慶レベルであれば1000まで取り組むのが目安です。1日2題のペースで進めましょう。
高3の夏休みは受験の天王山と言われるほど重要な時期です。この期間に志望校の過去問を解き始めましょう。最初は時間を気にせず、じっくりと解いて、どのような問題が出題されるかを把握します。その後、時間を計って解く練習をして、時間配分を身につけます。
夏休み以降は、過去問演習が中心になります。志望校の過去問を最低10年分、できれば15年分は解きましょう。過去問を解くことで、出題傾向が見えてきます。頻出のテーマや問題形式を把握して、効率的に対策を立てましょう。
併願校の過去問も忘れずに解きましょう。第一志望校だけでなく、併願校の過去問も最低3年分は解いておくことをおすすめします。併願校の入試で失敗しないように、しっかりと対策しておくことが大切です。
共通テスト対策は10月頃から本格的に始めましょう。共通テストの過去問と予想問題を合わせて20回分は解くことをおすすめします。共通テストは私立大学の入試とは形式が異なるので、別途対策が必要です。特にリスニングは毎日練習することが重要です。
志望校別におすすめの大学受験の英語の勉強法
志望校別におすすめの大学受験の英語の勉強法を解説します。
東大志望におすすめの大学受験の英語の勉強法
結論として、東大英語で高得点を取るには高度な和訳力と英作文力が必要です。東大英語は120分で大問5題を解く形式であり、英文和訳、リスニング、長文読解、文法問題、英作文という多様な問題が出題されます。全ての分野でバランスよく高得点を取る必要があります。
東大英語の最大の特徴は、難解な英文を正確に和訳する力が求められることです。第1問の英文和訳では、文構造が複雑で抽象的な内容の英文が出題されます。この対策としては、ポレポレ英文読解プロセス50や透視図などの最高レベルの英文解釈の参考書に取り組むことが必要です。
東大英語の英作文は、自由英作文と和文英訳の2種類が出題されます。自由英作文では60語から80語程度の英文を書く必要があり、論理的な構成と正確な文法が求められます。対策としては、竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本や、大矢復英作文講義の実況中継などがおすすめです。
和文英訳の対策も重要です。東大の和文英訳は、日本語の表現をそのまま英語にするのではなく、日本語を簡単な表現に言い換えてから英訳する能力が求められます。普段から日本語を英訳しやすい表現に変換する練習をしましょう。
東大英語のリスニングは約30分で、放送される英文を聞いて設問に答える形式です。共通テストのリスニングよりも難易度が高く、1回しか読まれません。対策としては、キムタツの東大英語リスニングシリーズがおすすめです。毎日30分以上のリスニング学習を続けましょう。
東大英語の長文読解は、論説文が中心です。内容が抽象的で難解なものが多いので、背景知識を身につけることも重要です。速読英単語上級編やリンガメタリカを使って、様々な分野の英文に触れましょう。読解力だけでなく、要約力も求められます。
東大英語の文法問題は、語法や前置詞の問題が中心です。頻出英文法語法問題1000や、全解説頻出英文法語法問題1000などに取り組んで、細かい語法の知識を身につけましょう。東大の文法問題は基礎的なものから応用的なものまで幅広く出題されます。
東大英語の時間配分は非常に重要です。120分で5題を解く必要があるので、1題あたり約24分が目安です。ただし、英作文には30分程度かけたいので、和訳や長文読解を素早く解く必要があります。過去問演習で時間配分の感覚を身につけましょう。
東大の過去問は最低25年分は解くことをおすすめします。東大は過去の問題と似た形式や内容の問題が出題されることが多いので、過去問研究が非常に重要です。特に英作文は、過去問で出題されたテーマと似たテーマが出ることがあります。
東大模試も積極的に受けましょう。東大オープン、東大実戦、東大即応オープンなどの冠模試は、東大の出題形式に特化した問題が出題されます。これらの模試を受けることで、自分の実力を客観的に把握できます。模試の復習も必ず行いましょう。
早稲田大学志望におすすめの大学受験の英語の勉強法
結論として、早稲田英語で高得点を取るには速読力と語彙力が必要です。早稲田大学の英語は学部によって出題形式が異なりますが、共通しているのは長文読解の比重が高いことと、語彙レベルが高いことです。90分で大量の英文を読む必要があるため、速読力が求められます。
早稲田英語の最大の特徴は、英文の量が非常に多いことです。特に政治経済学部や国際教養学部では、3000語から4000語の英文を90分で読む必要があります。速読力を上げるためには、毎日英語長文を読む習慣をつけることが重要です。やっておきたい英語長文の1000や、早稲田の英語などの問題集に取り組みましょう。
語彙力も早稲田英語では非常に重要です。早稲田レベルの英単語は6000語から7000語と言われており、通常の単語帳だけでは不十分です。速読英単語上級編やリンガメタリカ、話題別英単語リンガメタリカなどに取り組んで、難関大学レベルの語彙力を身につけましょう。
早稲田英語では、会話文やエッセイなど、様々な形式の英文が出題されます。特に文化構想学部や文学部では、会話文やエッセイの比重が高いです。様々な形式の英文に慣れるために、幅広いジャンルの英文を読む練習をしましょう。
早稲田英語の英作文対策も重要です。特に国際教養学部では自由英作文が出題され、200語程度の英文を書く必要があります。論理的な構成と豊富な語彙が求められます。竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本や、早稲田の英語英作文などの参考書に取り組みましょう。
早稲田の各学部の過去問は、それぞれ最低10年分は解くことをおすすめします。学部によって出題傾向が大きく異なるので、志望学部の過去問を徹底的に研究することが重要です。特に頻出のテーマや問題形式を把握して、効率的に対策を立てましょう。
早稲田英語の時間配分も学部によって異なります。政治経済学部では90分で長文3題と英作文を解く必要があるので、1題あたり約20分から25分が目安です。長文を素早く読んで要点を掴む力が求められます。過去問演習で時間配分の感覚を身につけましょう。
文法問題の対策も忘れてはいけません。特に法学部や商学部では文法問題の比重が高いです。頻出英文法語法問題1000や全解説頻出英文法語法問題1000などに取り組んで、細かい語法の知識を身につけましょう。早稲田の文法問題は難易度が高いものが多いです。
早稲田模試も積極的に受けましょう。早大オープン、早大プレなどの冠模試は、早稲田の出題形式に特化した問題が出題されます。これらの模試を受けることで、自分の実力を客観的に把握できます。模試の復習も必ず行い、間違えた問題は理解するまで解き直しましょう。
併願校対策も重要です。早稲田志望の受験生は、上智大学やMARCHなども併願することが多いです。これらの大学の過去問も最低3年分は解いておくことをおすすめします。併願校で確実に合格を取ることで、精神的な余裕を持って早稲田の入試に臨むことができます。
早稲田英語は難易度が高いですが、適切な対策をすれば十分に合格点を取ることができます。過去問研究を徹底的に行い、自分の弱点を把握して対策を立てましょう。最後まで諦めずに努力を続けることが、早稲田合格への近道です。
効果的な英語学習のノートの取り方
結論として、英語学習のノートは復習しやすい形式で取ることが最も重要です。ノートを取ること自体が目的ではなく、後で見返したときに理解しやすく、効率的に復習できることが大切です。自分に合ったノートの取り方を見つけて、継続しましょう。
英語学習のノートは、分野別に分けることをおすすめします。英単語用、英文法用、英文解釈用、間違えた問題用など、目的別にノートを用意すると、後で見返しやすくなります。全てを1冊のノートにまとめると、必要な情報を探すのに時間がかかってしまいます。
英単語ノートの取り方としては、覚えにくい単語や間違えやすい単語をまとめることが効果的です。単語帳に載っている全ての単語をノートに書き写すのは時間の無駄です。自分が覚えにくい単語だけを厳選してノートにまとめましょう。単語の意味だけでなく、例文も一緒に書くと記憶に定着しやすくなります。
英文法ノートの取り方としては、間違えた問題とその解説をまとめることが効果的です。問題文、正解、自分の答え、なぜ間違えたのかの分析を書きましょう。同じ文法事項で何度も間違える場合は、その文法のルールをまとめたページを作ると良いです。
英文解釈ノートの取り方としては、構造が複雑な英文や和訳が難しかった英文をまとめることが効果的です。英文を書き写して、文構造を図解します。SVOCや修飾関係を矢印や下線で示すと、視覚的に理解しやすくなります。和訳と解説も一緒に書いておきましょう。
間違えた問題専用のノートを作ることも非常におすすめです。模試や問題集で間違えた問題を全てこのノートにまとめます。問題、正解、自分の答え、なぜ間違えたのか、次はどうすればいいかを書きましょう。定期的にこのノートを見返すことで、同じ間違いを繰り返さなくなります。
大学受験英語対策におすすめの参考書ルート
大学受験の英語対策におすすめの参考書ルートを解説します。
基礎レベルから始める受験生におすすめのルートとしては、まず英単語はターゲット1400やシステム英単語Basicから始めましょう。これらの単語帳は中学レベルから高校基礎レベルの英単語を扱っており、無理なく語彙力を増やすことができます。これを8周してから、ターゲット1900やシステム英単語に進みましょう。
英文法は大岩のいちばんはじめの英文法で基礎を固めてから、nextstageやvintageに取り組みます。大岩の英文法は中学英語から高校英語の基礎まで、わかりやすく解説されています。nextstageやvintageは1000問以上の問題数があり、大学受験英語で必要な文法知識を網羅しています。
英文解釈は英文解釈の技術入門70から始めて、英文解釈の技術70、基礎英文解釈の技術100と進んでいきます。段階的にレベルを上げることで、無理なく和訳力を身につけることができます。各参考書で間違えた問題は必ず復習しましょう。
英語長文はレベル別英語長文問題ソリューション1から始めて、徐々にレベルを上げていきます。その後、やっておきたい英語長文の300、500、700と進んでいきます。志望校のレベルに応じて、どこまで取り組むかを決めましょう。
標準レベルから始める受験生におすすめのルートとしては、英単語はターゲット1900やシステム英単語から始めます。これらの単語帳を8周して完璧にしてから、速読英単語上級編やリンガメタリカに進みます。2冊目の単語帳は難関大学を目指す受験生には必須です。
英文法はnextstageやvintageを3周してから、頻出英文法語法問題1000に取り組みます。頻出英文法語法問題1000は早慶レベルの難しい文法問題が収録されており、この1冊を完璧にすれば文法問題で失点することはほぼなくなります。
英文解釈は英文解釈の技術70、基礎英文解釈の技術100、ポレポレ英文読解プロセス50と進んでいきます。ポレポレは最高レベルの和訳力を身につけることができる参考書であり、東大京大早慶を目指す受験生には必須です。
英語長文はやっておきたい英語長文の500から始めて、700、1000と進んでいきます。やっておきたい英語長文シリーズは、レベル別に英語長文の問題が収録されており、段階的に実力を伸ばすことができます。各長文を解いた後は、必ず全文を音読しましょう。
英作文の対策も忘れてはいけません。英作文が出題される大学を受験する場合は、竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本や、大矢復英作文講義の実況中継などに取り組みましょう。英作文は添削してもらうことが重要なので、学校の先生や塾の講師に添削を依頼しましょう。
リスニングの対策としては、共通テストリスニングの点数が面白いほどとれる本や、キムタツの共通テスト英語リスニング合格の法則などがおすすめです。毎日30分以上のリスニング学習を続けることで、確実にリスニング力が向上します。
▽下記がおすすめの大学受験対策向けの英語の参考書ルートの表です。
| 月 | 勉強内容 | 使用参考書(出版社) |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 単語・文法の基礎固め(1日60分単語、60分文法) | 「ターゲット1900」(旺文社)/「システム英単語」(駿台)/「NextStage」「Vintage」(桐原書店)/「大岩のいちばんはじめの英文法」(ナガセ) |
| 2〜3ヶ月目 | 和訳・構文理解スタート | 「英文解釈の技術70」(桐原書店)/「NextStage」「Vintage」再周回 |
| 4ヶ月目 | 構文強化+熟語暗記 | 「基礎 英文解釈の技術100」(桐原書店)/「英熟語ターゲット1000」(旺文社)/「速読英熟語」(Z会) |
| 5ヶ月目 | 長文・難構文・上級単語 | 「ポレポレ英文読解プロセス50」(代々木ライブラリー)/「やっておきたい英語長文500・700」(河合出版)/「速読英単語 上級編」(Z会) |
まとめ
今回は、英語の偏差値を短期間であげるための勉強法について解説しました。
英語の勉強法のまとめは以下のようになります。
| ▽おすすめの英語長文の参考書の使い方やレベルが知りたい方はこちら |
| TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 英語長文Rise 読解演習の使い方とレベル【参考書解説】 |
| イチから鍛える英語長文の使い方とレベル【参考書解説】 |
| やっておきたい英語長文の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 英語長文ポラリスの使い方とレベル【参考書解説】 |
| 英語長文ハイパートレーニングの使い方とレベル【参考書解説】 |
| ▽おすすめの英単語帳の使い方やレベルが知りたい方はこちら |
| 【単語帳解説】話題別英単語リンガメタリカの使い方とレベル【参考書解説】 |
| 速読英単語上級編の使い方とレベル【参考書解説】 |
| システム英単語の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 速読英単語必修編の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 必携英単語LEAPの使い方とレベル【参考書解説】 |
| 英単語ターゲット1900の使い方とレベル【参考書解説】 |
| ▽おすすめの英文解釈(和訳)の参考書の使い方やレベルが知りたい方はこちら |
| 基礎英文解釈の技術100の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 基礎英文問題精講の使い方とレベル【参考書解説】 |
| ポレポレ英文読解プロセス50の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 英文読解の透視図の使い方とレベル【参考書解説】 |
| ▽おすすめの英文法の参考書の使い方やレベルが知りたい方はこちら |
| 英文法語法Engageの使い方とレベル【参考書解説】 |
| 肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 【参考書解説】英文法語法Vintage(ビンテージ)の使い方とレベル【参考書解説】 |
| Next Stage(ネクストステージ)の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 全解説頻出英文法・語法問題1000 |
| ▽おすすめの英熟語の参考書の使い方やレベルが知りたい方はこちら |
| 速読英熟語の使い方とレベル【参考書解説】 |
| 英熟語ターゲット1000の使い方とレベル【参考書解説】 |
| ▽おすすめの英作文の参考書の使い方やレベルが知りたい方はこちら |
| 実践編 英作文のトレーニングの使い方とレベル【参考書解説】 |
| 基礎英作文問題精講の使い方とレベル【参考書解説】 |



