英検1級のライティング対策！英作文と要約問題の点数を取るコツと書き方！

英検1級のライティング対策について英作文の対策と要約問題の対策とコツをそれぞれ解説します。また英検1級のライティングで高得点を取るための書き方から使える表現や決まり文句も合わせて解説します。また英検1級のライティングのテンプレートや構成が知りたいという方もぜひ参考にしてみてください。

竹本明弘

【この記事の監修者：英検コーチ塾長の竹本明弘】

これまで英検2級に合格者を900名以上、英検準一級に合格者を1200名以上輩出してきました。英検合格のために効果的な実際にやってよかった勉強法をいくつか紹介します。また短期間で高得点を取るコツやおすすめの参考書も合わせて解説します。

英検1級のライティングの英作文の勉強法

英検1級のライティングにおける英作文問題は、英検1級の中でも特に対策が必要な分野です。与えられたトピックに対して自分の意見とその理由を200語から240語程度で論述する問題となっています。

英検1級の英作文で高得点を取るための勉強法として最も重要なのは、自分だけのライティング専用の表現リストを作成することです。英検1級のレベルでは、知っている表現を使うのではなく、実際に使ったことのある表現のみで書くことが求められます。

英検1級の具体的な勉強法としては、まず採点基準である内容、構成、語彙、文法の4つの観点を理解することから始めます。英検1級のライティングでは、序論、本論3つ、結論という5段落構成で書くことが基本となります。

英検1級の序論では自分の立場を明確にし、本論では3つの理由をそれぞれ1段落ずつで展開します。各段落は核となる主張の文と、それを補強する説明文で構成します。英検1級の結論では本論の内容をまとめ、序論で述べた主張を別の言い方で再度述べます。

英検1級の勉強の順番としては、熟語を中心に文法書のイディオムや関係代名詞の箇所を重点的に学習した後、単語など全体的な語彙力を強化していくのが効果的です。このアプローチにより、英検1級のライティングで実際に使える表現が着実に増えていきます。

また、英検1級では社会性の高いトピックについての知識を蓄えることも重要です。英検1級の頻出分野である政治、環境、テクノロジー、国際関係などの英語記事を日頃から読み、関連する語彙と論点を理解しておく必要があります。

英検1級のライティングの要約問題の勉強法

英検1級の要約問題は、2025年度から英検1級に新たに追加された形式で、300語程度の英文を90語から110語で要約する問題です。

英検1級の要約問題で高得点を取るための勉強法として最も効果的なのは、各段落を1文で要約する訓練を積むことです。英検1級の要約では、全体をまとめて要約するのではなく、段落ごとに要点を抽出してから全体を構成する方法が合格への近道となります。

英検1級の具体的な手順としては、まず英文全体を3つから4つのセクションに分けます。英検1級の要約問題では通常、序論、メリット、デメリット1、デメリット2といった構成になっています。各セクションの要点となる箇所だけに線を引き、1文全体ではなく重要な部分のみを抽出します。

英検1級の要約で次に重要なのがパラフレーズ力、つまり言い換えの能力です。英検1級では元の英文を5語以上そのまま引用すると減点対象となるため、できる限り自分の言葉で表現する必要があります。英検1級の採点では、場合によっては3語程度でも減点される可能性があるため、熟語など言い換えできる部分は積極的に言い換えます。

英検1級の言い換え表現を覚えるためには、ノート1枚に過去問演習で出てきた言い換え表現の一覧をまとめることが効果的です。英検1級では例えば無生物主語の表現など、文法を理解することも大切ですが、例文を丸ごと覚えることでも十分対応できます。

英検1級のライティングの書き方

英検1級のライティングの書き方で最も重要なのは、型に沿って書くことです。

そして英検1級のライティングで注意すべき点として、自分が知っている表現ではなく使ったことのある表現のみで書くことが挙げられます。英検1級では違和感の残る表現を使うと減点対象となるため、自信を持って使える文法と語彙だけで構成することが高得点への近道です。

英検のライティング（英作文）では序論、本論、結論という明確な構成が求められます。

英検1級の書き方の手順は大きく4つに分かれます。

英検1級のライティングのテンプレート

英検1級のライティングのテンプレートは、実際の英語表現を使った形で準備しておくことが重要です。英検1級では空欄部分だけをトピックに応じて入れ替えれば使えるテンプレートを複数パターン持っておくことで、本番でスムーズに書き始められます。

英検1級のライティングの序論のテンプレート

英検1級の序論のテンプレートとして、賛成の立場を取る場合のパターンを紹介します。英検1級では、Many people believe that _____, but I agree that _____ for the following three reasons. という形が使いやすいです。英検1級では空欄に入るのは、最初が一般的な意見や対照的な見解、2つ目が自分の主張となります。

英検1級の序論の別のテンプレートとして、It is often pointed out that _____. However, I firmly believe that _____ という形もあります。英検1級ではこの形式を使うと、対照的な意見を示してから自分の立場を明確にできます。

英検1級の序論でより高度な表現を使いたい場合は、Nowadays, _____ has been increasingly important. Under these circumstances, I believe that _____ というテンプレートが効果的です。英検1級ではこの形式により、トピックの背景を示してから自分の意見を述べることができます。

英検1級のライティングの本論のテンプレート

英検1級の本論のテンプレートでは、各段落の書き出しが重要です。英検1級の第1段落では、To begin with, _____. This is because _____. For example, _____ という流れで書きます。英検1級では最初の空欄に理由、2つ目に根拠、3つ目に具体例を入れます。

英検1級の本論の第2段落では、In addition, _____. According to _____, _____. This clearly shows that _____ というテンプレートが使えます。英検1級では別のパターンとして、Furthermore, _____. There are numerous cases that _____. Therefore, _____ という形も効果的です。

英検1級の本論の第3段落では、Finally, _____. It is widely recognized that _____. As a result, _____ という流れで締めくくります。英検1級では別の表現として、Lastly, _____ would offer another invaluable benefit. This is particularly true when _____ という形も使えます。

英検1級で反対の立場を取る場合のテンプレートも紹介します。英検1級の序論では、Although some people argue that _____, I do not agree with this view. I believe that _____ for the following reasons. という形が効果的です。

英検1級のテンプレートで注意すべき点は、同じ接続詞や表現を繰り返さないことです。英検1級では例えば本論で理由を述べる際、First, Second, Third ではなく、To begin with, In addition, Finally のように変化をつけます。

英検1級で語数調整が必要な場合のテンプレートとして、Nonetheless, some insist that _____. However, this argument fails to consider _____ という形が使えます。英検1級ではこの表現を本論の途中に入れることで、対立意見に触れながら語数を増やせます。

英検1級のテンプレートとして、具体例を示す際には、For instance, _____ や To illustrate this point, _____ という表現が効果的です。英検1級では根拠を強調する場合、This leads to _____ や As a consequence, _____ という表現も使えます。

英検1級で因果関係を示すテンプレートとして、Due to _____, _____ や Because of _____, _____ という形があります。英検1級では比較を示す場合、Compared to _____, _____ や Unlike _____, _____ という表現が使いやすいです。

英検1級のライティングの結論のテンプレート

英検1級の結論のテンプレートでは、In conclusion, I firmly believe that _____ for the above three reasons. という基本形が最も使いやすいです。英検1級では空欄に序論で述べた主張を別の言い方で入れます。

英検1級の結論の別のテンプレートとして、All things considered, it is clear that _____. Given the current situation, _____ will continue to _____ という形もあります。英検1級ではこの形式により、より説得力のある締めくくりができます。

英検1級のライティング対策にやってよかった勉強法3選

英検1級のライティング対策として特に効果的だった勉強法を3つ紹介します。英検1級合格者が実際に行っていた方法です。

英検1級の1つ目の勉強法は、複数パターンの型を準備することです。英検1級では賛成の場合、反対の場合、あるトピックについて自分の考えを述べる場合など、少なくとも3つのパターンにおける型を作成します。英検1級の型を作成できたら、残りの半分程度の語数を埋められるように練習します。

英検1級でこの方法が効果的な理由は、本番で同じ書き方や構成で書ける可能性が高く、構成点と文法点を落としづらくなるためです。英検1級のライティングで高得点を取るには、構成と文法の2つで安定した点数を確保することが鍵となります。

英検1級の2つ目の勉強法は、徹底した復習です。英検1級の過去問を解いた後、動詞や前置詞が出てきたら文法書や検索で確認するなど、徹底的にチェックします。英検1級では単語数が多いため負担はありますが、この復習方法により使える表現が確実に増えていきます。

英検1級の復習の際は、自分が使った表現が文法的に正しいか、より適切な表現がないかを常に確認します。英検1級では特に前置詞の使い方や冠詞の有無など、細かい部分まで丁寧にチェックすることで、本番でのミスを減らせます。

英検1級の3つ目の勉強法は、実際の解答用紙を使った練習です。英検のウェブサイトから英検1級の解答用紙の見本をダウンロードし、手書きで練習することで、本番での語数感覚や書くスピードが身につきます。英検1級では1行に何語入るかを把握しておくと、語数を数える時間を節約できます。

英検1級のライティングで満点を取るための勉強法

英検1級のライティングで満点の32点を取るためには、4つの採点観点全てで満点の8点を獲得する必要があります。英検1級の満点は決して不可能ではありません。

英検1級の内容点で満点を取るためには、トピックに対して適切に答えることが絶対条件です。英検1級では課題とは異なる趣旨の英文を書くと、英語として正しくても0点になることがあります。英検1級の英作文問題では自分の意見を支える理由を3つ挙げること、英検1級の要約問題では各段落から要素を抽出することが必須となります。

英検1級の構成点で満点を取るためには、英文の流れを論理的にすることが重要です。英検1級の英作文問題では序論、本論、結論という構成を守り、各段落に核となる主張とそれを支える説明を配置します。英検1級の要約問題では、提示された文章と同じ論理展開で書き、適切なつなぎ語を使うことがポイントです。

英検1級の語彙点で満点を取るためには、同じ語彙や表現の繰り返しを避けることが必須です。英検1級では文脈に合わせて多様な語彙や表現を適切に使用し、自分の意見とその理由を十分に伝えます。英検1級では特に要約問題で、元の英文をできるだけ自分の言葉で言い換える力が求められます。

英検1級の文法点で満点を取るためには、文構造にバリエーションを持たせることが大切です。英検1級では同じ主語を連続して使うことは避け、無生物主語や受動態など多様な文型を駆使します。また、英検1級では時制の一致、単数複数の使い分け、冠詞の使用など、細かい文法事項でのミスをなくすことも重要です。

英検1級で満点を目指すためには、過去問演習を重ね、ネイティブスピーカーや英語教師に添削してもらうことが効果的です。英検1級では自分では気づかない表現のずれや論理の飛躍を指摘してもらうことで、確実に実力が向上します。

英検1級のライティングは何割とれば合格？合格点を解説

英検1級の一次試験は、リーディング、ライティング、リスニングの3技能で構成され、英検1級では各技能に850点ずつが割り当てられています。英検1級の合格基準スコアは2028点です。

英検1級のライティングで何割取れば合格できるかについては、他の技能とのバランスによって変わってきます。英検1級で各技能をバランスよく得点して合格するには、ライティングで24点以上を目標とするのが理想的です。これは英検1級のライティングの満点32点の約75%に相当します。

英検1級のライティングの32点満点のうち、要約問題と英作文問題がそれぞれ16点ずつとなります。英検1級の各問題は内容、構成、語彙、文法の4つの観点から採点され、それぞれに0点から8点が配点されています。

英検1級の実際の合格者のデータを見ると、ライティングで20点から24点程度を獲得している受験者が多いです。英検1級でリーディングやリスニングが得意な受験者であれば、ライティングで20点程度でも合格できる可能性がありますが、英検1級の安全圏を目指すなら24点以上を確保したいところです。

逆に、英検1級のライティングで満点近い点数を取れれば、他の技能で多少失点しても合格できる可能性が高まります。英検1級のライティングは対策次第で確実に点数を上げられる技能であるため、しっかり準備することが英検1級合格への近道となります。

英検1級のライティングでは、完璧な英文を書くことよりも、4つの採点観点をバランスよくクリアすることが重要です。英検1級では特に内容と構成の2つの観点で高得点を取れるように対策することで、合格に必要な得点を確保できます。

英検1級のライティングの問題構成と時間配分

英検1級のライティングの問題構成と時間配分を解説します。

英検1級のライティングの問題構成

英検1級のライティングは大問4と大問5の2問で構成されています。英検1級の一次試験の中でも重要な位置を占めます。

英検1級の大問4は英文要約問題です。英検1級では300語程度の英文を読んで、90語から110語で要約を作成します。英検1級で提示される文章は新聞記事や論文のような形式で、通常3段落程度で構成されています。英検1級では元の文章を写すのではなく、自分の言葉で言い換える力が求められます。

英検1級の大問5は英作文問題です。英検1級では与えられたトピックについて、自分の意見とその理由を200語から240語程度のエッセイにまとめます。英検1級のトピックは英文10語程度で提示され、賛成か反対かを選ぶタイプが多いです。英検1級では発展途上国の経済発展、環境保護、テクノロジーの影響など、社会性が高く賛否の分かれる話題が出題されます。

英検1級の英作文問題では、自分の主張を支える理由を3つ挙げることと、序論、本論、結論という構成で書くことが要件となっています。英検1級の本論は3つの段落に分かれ、それぞれで1つずつ理由を展開します。

英検1級のライティングの時間配分

英検1級のライティングの制限時間は、リーディングと合わせて100分です。英検1級ではリーディングに60分程度を使うと仮定すると、ライティングには約40分から45分を使えます。

英検1級の要約問題には約20分を配分するのが理想的です。英検1級ではまず5分程度で英文全体を読み、主旨と各段落の要点を把握します。英検1級では次に10分程度で実際に要約文を書き、最後に5分程度で見直しと修正を行います。

英検1級の英作文問題には約25分を配分します。英検1級では最初の2分程度で自分の意見と理由3つをメモにまとめ、次の3分から4分程度で構成を検討します。英検1級ではその後17分から18分程度で実際に解答用紙に記入し、最後の2分程度で見直しを行います。

英検1級の時間配分で最も重要なのは、必ず見直しの時間を確保することです。英検1級では焦って書いた文章にはスペルミスや文法ミスが含まれている可能性が高いため、最低でも2分程度は見直しに使います。

英検1級のライティングの配点

英検1級のライティングは、各問題が16点満点で、合計32点満点となっています。英検1級の一次試験全体の中で大きなウェイトを占めます。

英検1級の各問題は内容、構成、語彙、文法の4つの観点から採点され、それぞれに0点から8点が配点されています。つまり英検1級の要約問題と英作文問題で、それぞれ4つの観点で最大8点ずつ、合計16点を獲得できます。

英検1級では素点をもとにCSEスコアが算出されます。英検1級のライティングのCSEスコアは850点満点で、一次試験全体の3分の1を占めます。英検1級ではリーディング、ライティング、リスニングの各技能が850点ずつとなっており、合計2550点満点のうち2028点以上で一次試験合格となります。

英検1級のライティングで24点以上を取ることができれば、CSEスコアでも高得点が期待できます。ただし、英検1級ではCSEスコアは統計的に算出されるため、素点から正確な換算はできません。英検1級の安全圏を目指すなら、ライティングで26点以上を確保することが望ましいです。

英検1級のライティングの裏技

英検1級のライティングで効率的に得点を上げる裏技をいくつか紹介します。英検1級合格者が実際に使っていた方法です。

英検1級の1つ目の裏技は、対照的な意見を使った語数調整です。英検1級で語数が足りない場合、自分の主張とは対照的な意見を挙げてそれを打ち消すことで、1文を追加しながら説得力も増すことができます。英検1級では例えば、ある主張をする前に、反対意見を持つ人がいることを認めつつ自分の主張を強調する書き方をします。

英検1級の2つ目の裏技は、解答用紙のスペースを活用した語数管理です。英検1級では事前に1行に何語入るかを把握しておき、目分量でスペースを測りながら書き進めることで、語数を数える時間を節約できます。英検1級の要約問題なら12行から14行程度、英作文問題なら25行程度が目安となります。

英検1級の3つ目の裏技は、テンプレート化された表現を複数パターン準備することです。英検1級では序論での前置き、本論での理由の提示、結論での締めくくりなど、各部分で使える表現を3パターンずつ用意しておきます。英検1級ではトピックに応じて最適なパターンを選べるようにしておくことで、本番でスムーズに書き始められます。

英検1級の4つ目の裏技は、書きやすい理由を優先的に選ぶことです。英検1級は語学の試験であり、内容の高度さよりも正しく論理的な英文で主張を展開することが重要です。英検1級では表現できない理由に固執せず、英語にしやすい理由を採用することで、時間を有効に使えます。

英検1級の5つ目の裏技は、要約問題で元の英文の流れに沿って書くことです。英検1級ではパラグラフの順序を変えたり、独自の構成で書いたりするよりも、元の英文の論理展開をそのまま維持する方が、構成点で高得点を取りやすくなります。

まとめ

今回は、英検1級のライティングの勉強法について詳しく解説しました。

英検1級のライティングについてのまとめは以下のようになります。