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偏差値50はどれくらい頭がいいのかを上位何%(パーセント)なのかから偏差値50の大学や偏差値50の高校一覧も合わせて紹介しながら解説します。偏差値50からどの大学に行けるのかや偏差値50からどの高校に行けるのかも合わせて解説します。
偏差値50は上位50%
結論から述べると偏差値50は上位50%です。
偏差値50は正規分布における平均値であり、ちょうど真ん中の位置を示します。 つまり100人の受験生がいれば50番目に位置することを意味するのです。
偏差値は平均点を50として標準偏差を10に設定して算出されます。 そのため平均点を取れば必ず偏差値50となり、上位50%に位置することになります。
ただし中学受験、高校受験、大学受験では母集団が異なるため、同じ偏差値50でも意味合いは大きく変わってきます。 次の章で詳しく解説していきます。
▽偏差値50の位置
| 偏差値 | 上位%(パーセント) | 上位順位(100人中) | 上位順位(1000人中) |
|---|---|---|---|
| 80 | 約0.1% | 約0.1人 | 約1人 |
| 75 | 約0.6% | 約0.6人 | 約6.2人 |
| 70 | 約2.3% | 約2.3人 | 約22.8人 |
| 65 | 約6.6% | 約6.7人 | 約66.8人 |
| 60 | 約15.8% | 約15.9人 | 約158.7人 |
| 55 | 約30.8% | 約30.9人 | 約308.5人 |
| 50 | 約50% | 約50人 | 約500人 |
| 45 | 約69.1% | 約69.1人 | 約691.5人 |
| 40 | 約84.1% | 約84.1人 | 約841.3人 |
| 35 | 約93.3% | 約93.3人 | 約933.2人 |
| 30 | 約97.7% | 約97.7人 | 約977.2人 |
| 25 | 約99.38% | 約99.49人 | 約993.8人 |
偏差値50はどのくらい頭がよい?
偏差値50の意味は受験の種類によって大きく異なります。
同じ偏差値50でも中学受験と高校受験と大学受験では全く違う学力レベルを示すのです。 これは受験する母集団のレベルが異なるためであり、正しく理解することが重要です。
それぞれの受験における偏差値50の意味を詳しく見ていきます。 自分がどの受験を目指しているかによって偏差値の捉え方を変える必要があります。
偏差値50は中学受験では上位約5%
中学受験における偏差値50は全小学生の中で上位約5%に相当します。
首都圏の中学受験率は約20%であり、全国では約10%程度です。 つまり中学受験をする児童は小学生全体の中でも上位層が中心となります。
その上位層の中での偏差値50は全小学生で換算すると偏差値66程度に相当するのです。 中学受験の偏差値50は高校受験の偏差値では60から66程度に匹敵します。 したがって中学受験の偏差値50の学校は決して平均的な学校ではありません。
塾によっても偏差値が異なり、難関校を目指す生徒が多いサピックスでは厳しめに出ます。 四谷大塚や首都圏模試では同じ学校でも5から10程度偏差値が高く出る傾向があります。
偏差値50は高校受験では上位50%
高校受験における偏差値50はまさに真ん中の上位50%です。
中学3年生のほぼ全員が高校受験をするため、偏差値50は同世代の平均を示します。 約96%の中学生が高校進学を選択するため、母集団は非常に幅広いのです。
高校受験の偏差値50は基礎的な学力が身についている状態を表します。 定期テストで平均点を取れる程度の学力があれば偏差値50程度になります。 地域の平均的な公立高校や進学と就職が半々程度の高校が偏差値50の目安です。
ただし偏差値50の高校でも入学後の努力次第で難関大学への進学も十分可能です。 高校入学時の偏差値だけで将来が決まるわけではありません。
偏差値50は大学受験では上位約25%
大学受験における偏差値50は全高校生の中で上位約25%に相当します。
高校生全体の約50%が大学進学を選択するため、母集団は上位層に偏ります。 大学受験をする生徒は高校生の中でも学習意欲が高い層が中心となるのです。
そのため大学受験の偏差値50は高校受験の偏差値57程度に相当します。 普通に学校の授業を受けているだけでは到底届かないレベルなのです。 しっかりとした受験勉強と計画的な学習が必要となります。
共通テストでは6割程度の得点率で偏差値50になることが多いです。 大学受験の偏差値50は決して低くなく、むしろ上位層に位置していると言えます。
偏差値50の大学一覧
偏差値50前後の大学は全国に約300校程度存在します。
関東地域では日東駒専と呼ばれる日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学が該当します。 これらの大学は偏差値50前後の代表的な大学群として知られています。 文系学部では法学部、経済学部、文学部などが偏差値50前後になります。
関西地域では産近甲龍と呼ばれる京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学が該当します。 産近甲龍は関東の日東駒専と同等レベルとされています。 地域によって国公立大学の一部の学部学科も偏差値50前後に位置します。
理系では工学部や理学部の一部が偏差値50前後になることがあります。 医療系では看護学部や理学療法学部などが該当する場合があります。 同じ大学内でも学部によって偏差値は5から10程度変動するので注意が必要です。
偏差値50の高校一覧
偏差値50の高校は各都道府県に複数存在します。
東京都では都立高校の中堅校や私立の進学校が偏差値50前後に位置します。 都立三田高校、都立石神井高校、都立調布北高校などが該当します。 私立では日本大学附属高校や駒澤大学附属高校なども偏差値50前後です。
神奈川県では県立高校の中堅校が偏差値50前後に多く存在します。 埼玉県や千葉県でも県立高校を中心に偏差値50の学校が多数あります。 地方では各県のトップ校に次ぐ進学校が偏差値50前後に位置することが多いです。
偏差値50の高校は基礎学力がしっかりしていれば合格できるレベルです。 進学も就職も選択できるバランスの取れた高校が多いのが特徴です。 校風も比較的落ち着いており、学習環境が整っている場合が多いです。
偏差値50の高校から行ける大学一覧
偏差値50の高校からでも努力次第でGMARCHや関関同立への合格は十分可能です。
実際に偏差値50前後の高校から明治大学、法政大学、立命館大学などに合格した事例は多数あります。 高校入学後の3年間の努力で偏差値を10から15程度上げることは珍しくありません。 基礎固めを徹底し、計画的に学習を進めることで逆転合格を実現できます。
現実的な選択肢としては日東駒専や産近甲龍レベルの大学が目安になります。 これらの大学は偏差値50前後の高校生が一般的に目指す大学群です。 部活動と両立しながらでも合格を狙える大学として人気があります。
国公立大学を目指す場合は地方の公立大学が選択肢に入ります。 共通テストで6割から7割程度を取れれば合格の可能性が出てきます。 高校の授業をしっかり受け、基礎を固めることが重要です。
偏差値50の大学に行くために必要な勉強時間
偏差値50の大学に合格するには1日2時間程度の勉強時間が目安です。
現在偏差値40台の場合は偏差値を10上げる必要があり、約300時間から500時間の勉強時間が必要とされています。 1科目あたり30時間から50時間で偏差値が1上がる計算になります。 半年で偏差値を10上げる場合は毎日プラス1時間40分程度の勉強が必要です。
すでに偏差値50程度を維持している場合は現在の勉強量にプラス1時間増やすことをおすすめします。 基礎学力が身についているため、アウトプット中心の学習に切り替えることで効率が上がります。 定番問題を確実に解けるようにすることが偏差値50の大学合格の鍵です。
受験生の平均勉強時間は1日6時間程度とされています。 学校の授業時間を含めると1日8時間から10時間程度学習していることになります。 質を重視しながら継続的に学習することが合格への近道です。
偏差値50の高校に行くために必要な勉強時間
偏差値50の高校に合格するには1日2時間程度の勉強時間が必要です。
現在偏差値40台の場合は5教科で300時間から400時間の勉強時間が目安になります。 基礎的な計算や標準問題が半分程度解ければ偏差値50に到達します。 苦手科目については家庭教師や塾でマンツーマン指導を受けることも有効です。
中学3年生の夏休みは1日3時間から5時間程度の勉強を目標にします。 秋以降は平日2時間、休日4時間程度の勉強時間を確保することが理想です。 ただし長時間勉強するよりも集中して効率的に学ぶことが重要です。
勉強は50分集中して10分休憩するリズムで進めると集中力が保ちやすくなります。 得意科目と苦手科目をバランスよく交互に勉強することで学習効率が上がります。 定期テストの復習を徹底することで基礎学力が向上し、偏差値50は十分狙えます。
偏差値50の中学校に行くために必要な勉強時間
中学受験で偏差値50の学校を目指す場合は個別の学習計画が必要です。
中学受験の偏差値50は高校受験の偏差値60から66相当であり、かなり高い学力が求められます。 小学4年生から受験勉強を始める場合は1日1時間から2時間程度から始めます。 小学5年生では1日2時間から3時間、小学6年生では1日4時間から6時間が目安です。
中学受験の場合は塾での学習時間も含めて考える必要があります。 大手進学塾では週3回から4回の授業があり、1回の授業は2時間から3時間程度です。 塾の授業以外に家庭学習として復習や宿題に取り組む時間が必要になります。
基礎固めを徹底し、塾の教材を完璧にすることが偏差値50到達の鍵です。 応用問題よりも定番問題を確実に解けるようにすることが重要です。 親のサポートも必要であり、家族全員で受験に取り組む姿勢が求められます。
まとめ
今回は偏差値50が上位何%なのかについて中学受験、高校受験、大学受験それぞれの違いを含めて詳しく解説しました。
偏差値50についてのまとめは以下のようになります。


