基礎英作文問題精講の使い方とレベル！いつからやるべきかも解説！

基礎英作文問題精講のおすすめの使い方と勉強法を徹底解説します。基礎英作文問題精講のレベルや難易度についても具体的に解説します。また実際にやってみておすすめの基礎英作文問題精講の参考書としての進め方や順番についても紹介します。

逆転合格特化塾塾長 竹本

【この記事の監修者：逆転合格特化塾塾長竹本明弘】

これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。参考書の使い方や各教科の勉強法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

基礎英作文問題精講のレベル

基礎英作文問題精講のレベルを解説します。

基礎英作文問題精講のレベルと難易度

結論として、基礎英作文問題精講のレベルや難易度は標準的な大学入試レベルの参考書です。英作文の基礎固めから中堅大学レベルまで対応できる参考書となっています。難解な構文や専門的な語彙は使用されておらず、受験生が確実に身につけるべき基本表現が網羅されています。

基礎英作文問題精講に取り組む前には、システム英単語やターゲット1900などの英単語帳を8割程度習得し、VintageやNext Stageなどの文法問題集の文法・語法セクションを5割程度解ける実力が必要になります。また、英文解釈の技術70などの和訳参考書を一冊終えてから取り組むと、より効果的に学習を進められます。

逆転合格特化塾塾長 竹本

【この記事の監修者：逆転合格特化塾塾長竹本明弘】

基礎英作文問題精講は英作文対策の入門書として非常に優れています。MARCHレベルや地方国公立大学の二次試験で英作文が出題される受験生にとって、まず手に取るべき一冊です。ただし、単語や文法、英文解釈の基礎がしっかりできていないと効果が半減してしまうので、焦らず基礎固めをしてから取り組んでください。薄くて繰り返しやすい点が最大の魅力ですね。

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2025年11月5日 英語のおすすめ参考書ランキング26選を徹底解説！【大学受験】

基礎英作文問題精講の習熟度別のレベル

基礎英作文問題精講の習熟度は3つのレベルに分けることができます。

レベル1は、基礎英作文問題精講の全例文に一通り目を通し、どのような構文や表現が掲載されているか把握できている段階です。この段階では偏差値50程度の実力となります。英単語帳を一冊覚え、英文法の基礎が固まっている受験生なら、2週間程度で到達できるレベルです。

レベル2は、基礎英作文問題精講の日本語を見て8割以上の英文を正確に発話できる段階です。口頭で英文が出てくる状態になれば、偏差値55から58程度の実力に到達しています。この段階では標準的な国公立大学や中堅私立大学の英作文問題に対応できるようになります。ここまで到達するには、毎日30分から1時間の学習を1ヶ月から1ヶ月半継続する必要があります。

レベル3は、基礎英作文問題精講の日本語を見て8割以上の英文を正確に書ける段階です。綴りや細かい文法事項まで完璧に再現できる状態になれば、偏差値60から62程度の実力となり、MARCH上位校や地方国公立大学の英作文問題で高得点が狙えるようになります。レベル2から2週間から3週間ほどの追加学習で到達可能です。

基礎英作文問題精講のおすすめの使い方

基礎英作文問題精講の効果的な使い方は3つの段階に分けて進めていきます。

基礎英作文問題精講の習得にかかる時間

基礎英作文問題精講の習得にかかる時間は、受験生の現在の英語力によって大きく変わります。システム英単語やターゲット1900を8割程度習得し、VintageやNext Stageなどの文法問題集を5割程度解ける受験生の場合、レベル1の通読段階までは1週間から2週間程度で到達できます。

レベル2の発話段階までは、1日30分から1時間の学習で約1ヶ月から1ヶ月半かかります。基礎英作文問題精講は約300の例文が掲載されているため、1日10文ずつ進めると計算上は1ヶ月で一周できますが、復習の時間も必要なため実際にはもう少し時間がかかります。

レベル3の書く段階まで完全に習得するには、さらに2週間から3週間程度の時間が必要です。トータルで見ると、基礎英作文問題精講を完全に習得するには2ヶ月から3ヶ月程度を見込んでおくと良いでしょう。

英語の偏差値を5ヶ月で大きく伸ばす学習プランの中では、基礎英作文問題精講は4ヶ月目から5ヶ月目にかけて取り組むのが効果的です。英文解釈の技術70や基礎英文解釈の技術100で和訳力を鍛えた後に取り組むことで、より深い理解とともに学習を進められます。

基礎英作文問題精講を使う時の注意点

基礎英作文問題精講を使う際には、いくつかの重要な注意点があります。まず、基礎英作文問題精講に取り組む前に、最低限の単語力と文法知識を身につけておく必要があります。

具体的には、ターゲット1900やシステム英単語などの英単語帳を一冊しっかり覚え、VintageやNext Stageなどの英文法参考書を2周程度終えている状態が理想です。システム英単語の見出し語を8割以上覚えていない状態や、文法問題集の正答率が5割未満の状態で始めると、非効率な学習になってしまいます。

また、基礎英作文問題精講は解説が比較的簡潔にまとめられているため、文法事項で不明な点があれば大岩のいちばんはじめの英文法などの講義系参考書や文法書を参照する必要があります。さらに、基礎英作文問題精講の例文を丸暗記するだけでなく、なぜその表現を使うのか、どのような場面で使えるのかを理解しながら学習することが大切です。

英文解釈の技術70やポレポレ英文読解プロセス50などで和訳力を鍛えておくと、基礎英作文問題精講での学習効率が格段に上がります。最後に、基礎英作文問題精講だけで全ての英作文問題に対応できるわけではないことも理解しておきましょう。

基礎英作文問題精講の特徴

基礎英作文問題精講には、他の英作文参考書にはない独特の特徴があります。最大の特徴は、そのコンパクトさです。基礎英作文問題精講は約200ページ程度の薄い本で、持ち運びがしやすく、繰り返し学習するのに最適な分量となっています。

分厚い参考書だと一周するだけで時間がかかり、モチベーションも続きにくいですが、基礎英作文問題精講なら短期間で何周も回せます。また、基礎英作文問題精講は問題形式で例文が掲載されているため、実践的な学習ができます。単なる例文集ではなく、日本語を見て英文を作る練習ができる構成になっているのです。

さらに、基礎英作文問題精講で扱われている例文は、実際の入試で頻出する表現ばかりです。難解な構文や専門的な単語は使われておらず、受験生が確実に身につけるべき基本的な表現が厳選されています。

VintageやNext Stageで学んだ文法知識を実際の英作文で使えるようにする橋渡しとして、基礎英作文問題精講は非常に有効です。このため、基礎英作文問題精講を一冊マスターすれば、標準的な大学入試の英作文問題に十分対応できる力が身につきます。

基礎英作文問題精講のメリット

基礎英作文問題精講のメリットを解説します。

短期間で何度も繰り返せる

基礎英作文問題精講の最大のメリットは、短期間で何度も繰り返し学習できる点です。

この参考書は非常に薄く作られており、1周するのに時間がかからないため、受験生は同じ内容を何度も反復できます。記憶を定着させるには反復が不可欠ですが、分厚い参考書では一周するだけで疲れてしまい、二周目に入る前に挫折してしまう受験生も少なくありません。基礎英作文問題精講なら、1ヶ月程度で一周できるため、入試までに5周から10周することも十分可能です。

この反復学習により、基礎英作文問題精講に掲載されている表現が確実に身につき、試験本番でもスムーズに英文が書けるようになります。やっておきたい英語長文500や700などの長文参考書と並行して取り組んでも、負担になりにくい分量です。

発話から始める効率的な学習法

基礎英作文問題精講のもう一つの大きなメリットは、発話から始める学習法を推奨している点です。

多くの受験生は英作文の勉強で最初から手を動かして書こうとしますが、これは時間効率が悪い方法です。基礎英作文問題精講では、まず日本語を見て英文を発話できるようにすることを目指します。発話できない英文は書くこともできないため、まず口で言えるようにする方が効率的なのです。また、発話することで感情と英語表現がリンクし、自然と英文が浮かんでくるようになります。基礎英作文問題精講のこの学習法を実践すれば、従来の方法よりも短時間で多くの表現を習得できます。

1日2時間30分の英語学習時間の中で、30分から1時間を基礎英作文問題精講に充てることで、他の英単語や英文法、英文解釈の学習とバランスよく進められます。

入試頻出表現を網羅している

基礎英作文問題精講の三つ目のメリットは、入試で頻出する表現が効率よく学べる点です。

この参考書に掲載されている例文は、過去の入試問題を分析して厳選されたものばかりです。基礎英作文問題精講を一冊マスターすれば、標準的な大学入試の英作文問題に必要な表現力が身につきます。特に、受験生が間違えやすい表現や、日本語から英語に直訳しにくい表現が多く含まれているため、実践的な力が養われます。

基礎英作文問題精講のレベルを完全に習得すれば、MARCHレベルや地方国公立大学の二次試験で出題される英作文問題で高得点を狙えるようになります。英文解釈の技術70や基礎英文解釈の技術100で培った和訳力を、今度は英作文に応用できるようになるのです。

基礎英作文問題精講のデメリット

基礎英作文問題精講のデメリットを解説します。

解説が簡潔すぎる

基礎英作文問題精講のデメリットの一つは、解説が比較的簡潔にまとめられている点です。コンパクトさを重視した構成のため、なぜその表現を使うのか、他にどのような言い方があるのかといった詳しい説明は少なめです。基礎英作文問題精講だけで学習を進めると、文法事項の理解が不十分なまま丸暗記してしまう危険性があります。

このため、基礎英作文問題精講を使う際には、大岩のいちばんはじめの英文法や総合英語を手元に用意しておき、疑問点があればすぐに参照できるようにしておくことが重要です。特に英語が苦手な受験生は、VintageやNext Stageで文法をしっかり固めてから基礎英作文問題精講に取り組むことをおすすめします。

自由英作文には対応していない

基礎英作文問題精講のもう一つのデメリットは、自由英作文の対策には不十分である点です。この参考書は和文英訳の練習に特化しており、与えられた日本語を英語に直す力は身につきますが、自分で一から英文を組み立てる力は養いにくい構成になっています。近年の大学入試では、自分の意見を英語で述べる自由英作文の出題も増えています。

基礎英作文問題精講だけでは、このタイプの問題に対応するのは難しいでしょう。自由英作文が出題される大学を志望する受験生は、基礎英作文問題精講で基礎を固めた後、別の参考書で自由英作文の練習を積む必要があります。やっておきたい英語長文700などで読解力を鍛えながら、段落構成や論理展開の力も同時に養っていくことが大切です。

難関大学には物足りない

基礎英作文問題精講の三つ目のデメリットは、難関大学を目指す受験生には少し物足りないレベルである点です。この参考書は基礎から標準レベルの英作文力を養うことを目的としているため、東京大学や京都大学、早慶上智といった最難関大学の複雑な英作文問題には対応しきれません。基礎英作文問題精講のレベルを完全に習得しても、難関大学の過去問を解くと歯が立たないと感じる受験生もいるでしょう。

難関大学を志望する受験生は、基礎英作文問題精講を一冊目として使い、その後にポレポレ英文読解プロセス50や上級英単語などのワンランク上の参考書に進むという学習プランを立てる必要があります。英語の偏差値を70以上に引き上げるには、基礎英作文問題精講だけでなく、複数の参考書を組み合わせた総合的な学習が必要です。

基礎英作文問題精講に関するよくある質問

基礎英作文問題精講に関するよくある質問を解説します。