食べ物のことわざ30選!意味と由来をわかりやすく解説

食べ物のことわざを紹介します。食べ物のことわざを有名なことわざから短いことわざから英語バージョンのことわざまで紹介します。また小学生から受験対策から大人までわかりやすいように意味や由来や英語まで具体的に解説するのでぜひ参考にしてみてください。

食べ物のことわざで有名なもの

食べ物のことわざ:「棚から牡丹餅」

棚の上から牡丹餅が偶然落ちてきて食べられるという状況から生まれた表現で、何もしなくても思いがけない幸運が舞い込んでくることを意味します。日常会話でもよく使われる代表的な食べ物ことわざのひとつで、英語では「Fortune knocks once at every man’s door」に相当します。

食べ物のことわざ:「花より団子」

花見の美しい桜よりも、食べられる団子のほうを好むという様子から、外見の美しさや風流より実際の利益を重んじることを表します。日本人なら誰でも知っている有名なことわざで、実用主義的な考え方を軽くユーモアを込めて表す場面でよく使われます。

食べ物のことわざ:「腐っても鯛」

高級魚の代表である鯛は、たとえ腐りかけていても普通の魚よりも価値があるという意味から、優れたものはどんな状態になってもその本質的な価値を失わないことを表します。人物についても使われ、かつて優れていた人が落ちぶれても、その素養や品格が残っているという場面で用いられます。

食べ物のことわざ:「海老で鯛を釣る」

安価な海老を餌にして高級魚の鯛を釣るという発想から、わずかな投資や労力で大きな利益や成果を得ることを意味します。ビジネスや交渉の場で「少ない出費で大きなリターンを得る」という状況を表すときに使われる、非常によく知られたことわざです。

食べ物のことわざ:「瓜の蔓に茄子はならぬ」

瓜のツルには瓜しか実らず茄子はならないという農業の知恵から、平凡な親から突出した子どもは生まれない、あるいは物事はその出自・本質を超えることはできないという意味を持ちます。英語の「Like father, like son(この父にしてこの子あり)」に相当する表現です。

食べ物のことわざ:「蓼食う虫も好き好き」

辛くて苦い蓼の葉を好んで食べる虫がいるように、人の好みはそれぞれで、他人には理解しがたい趣味や嗜好も本人にとってはかけがえないものだということを表します。他人の好みや選択を批判せず尊重すべきだという教訓でもあり、英語の「Every man to his taste」に対応します。

食べ物のことわざ:「羹に懲りて膾を吹く」

熱い汁物(羹)で口を火傷した経験から、冷たい膾(なます)まで吹いて冷ますという様子から、一度の失敗に懲りて必要以上に用心深くなることを意味します。英語の「Once bitten, twice shy(一度噛まれれば二度目は慎重)」と同じ教訓を持つことわざです。

食べ物のことわざ:「良薬は口に苦し」

本当に効く薬はたいてい苦くて飲みにくいように、自分のためになる忠告や助言は耳に痛く聞き辛いものだという意味で、中国の古典「孔子家語」に由来します。厳しい意見もありがたく受け止めるべきという教訓として、ビジネスや日常生活の場でよく引用されます。

食べ物のことわざで面白いもの

食べ物のことわざ:「豚もおだてりゃ木に登る」

木に登れないはずの豚でも、うまくおだてれば木に登ってしまうほど、人は誰でも褒められると調子に乗って普段では考えられないことをやり遂げてしまうという、人間心理のおかしみを突いた表現です。ユーモラスな言い回しながら、お世辞や褒め言葉が人を動かす力を鋭く観察したことわざです。

食べ物のことわざ:「猫にかつおぶし」

猫が大好きなかつおぶしの番を猫にさせるという状況から、誘惑に弱いものをその誘惑の傍に置くという、危なっかしく信頼できない状況のたとえです。英語では「Setting a fox to guard the henhouse(キツネに鶏小屋の番をさせる)」という表現が同じ意味で使われます。

食べ物のことわざ:「鯛の尾より鰯の頭」

高級魚の鯛の末端にいるより、大衆魚の鰯でも頭(リーダー)であるほうがよいという意味で、大きな組織の下っ端でいるより小さな組織のトップになるほうが充実感があるという考え方を表します。英語では「Better the head of a dog than the tail of a lion」という表現が対応します。

食べ物のことわざ:「糠に釘」

柔らかい糠(ぬか)に釘を打ち込んでもすぐに抜けてしまい何の手応えもないことから、いくら言い聞かせても効果がなく、まったく反応がないことのたとえです。何を言っても聞き入れない相手や、努力が全く報われない状況を表す場面でユーモラスに使われます。

食べ物のことわざ:「お茶を濁す」

茶道で茶をきちんと点てずに濁らせてごまかすことから転じて、いい加減なことを言ったり行動したりして、その場しのぎに切り抜けることを意味します。本来の問題に向き合わず表面だけを繕う様子を批判的に表現するときによく使われる、身近な食べ物ことわざのひとつです。

食べ物のことわざ:「魚心あれば水心」

魚が水を必要とし水も魚を受け入れるという自然の関係から、相手がこちらに好意を持てば自分もその相手に好意を持つという、人間関係における相互性を表したことわざです。「あなたが私に親切にしてくれるなら私もあなたに親切にします」という意味で使われ、英語の「One good turn deserves another」に相当します。

食べ物のことわざ:「豆腐に鎹」

柔らかい豆腐に金属の鎹(かすがい)を打ち込んでも固定できずまったく効き目がないことから、努力や言葉がまったく相手に響かず手応えがない状況を表します。「糠に釘」と似た意味を持つことわざで、どんな手を打っても無駄だというニュアンスをユーモラスに伝えるときに使われます。

食べ物のことわざで英語のもの

食べ物のことわざ:「An apple a day keeps the doctor away」

「1日1個のりんごで医者いらず」という意味の英語ことわざで、毎日りんごを食べれば健康を保てて医者に行かずに済むという、食生活と健康の関係を表しています。19世紀のウェールズ地方に起源があるとされ、日本語の「医食同源」の精神と通じる考え方です。

食べ物のことわざ:「Don’t put all your eggs in one basket」

「すべての卵を一つのかごに入れるな」という意味で、一か所にすべてを集中させると万一のときに全滅するリスクがあるため、投資や計画を分散させることの重要さを説きます。金融・投資の世界でも頻繁に引用されることわざで、リスク管理の基本的な考え方を食べ物のイメージで表現しています。

食べ物のことわざ:「The proof of the pudding is in the eating」

「プリンの美味しさは食べてみてはじめてわかる」という意味で、物事の真価や本当の価値は実際に試して経験してみなければわからないという教訓を表します。外見や評判だけで判断せず、実際に体験することの重要性を説いており、日本語の「百聞は一見にしかず」に近い発想のことわざです。

食べ物のことわざ:「Too many cooks spoil the broth」

「料理人が多すぎるとスープが台無しになる」という意味で、一つの仕事に関わる人間が多すぎると意見が衝突して結果が悪くなるという、組織運営や共同作業の落とし穴を表したことわざです。日本語では「船頭多くして船山に登る」という表現が似た意味を持ちます。

食べ物のことわざ:「You can’t have your cake and eat it too」

「ケーキを持ったまま食べることはできない」という意味で、食べてしまえばなくなり、保存しておけば食べられないように、相反する二つのことを同時に得ることはできないという現実を表します。欲張って二兎を追うことへの戒めとして使われ、日本語の「二兎を追う者は一兎をも得ず」に通じます。

食べ物のことわざ:「Don’t cry over spilled milk」

「こぼれたミルクのために泣くな」という意味で、すでに起きてしまった取り返しのつかない失敗や損失を嘆いても何の意味もないという教訓を表します。過去を悔やむより前向きに次の行動を考えるべきだという励ましの意味もあり、日本語では「後悔先に立たず」が近い表現です。

食べ物のことわざ:「A watched pot never boils」

「見張っているやかんはなかなか沸かない」という意味で、何かを待ち望んでいるときは時間がなかなか経たないように感じるという人間の心理を表した、ユーモアある表現です。じっと待つより別のことに集中したほうが時間が早く過ぎるという実用的な教訓としても使われます。

食べ物のことわざ:「Bread is the staff of life」

「パンは生命の柱(支え)」という意味で、主食となるパンが人間の生命を維持する根本的な糧であることを表し、食べ物・特に主食の大切さを力強く表現したことわざです。旧約聖書にも「パンは人の心を支える」という記述があり、古くから世界中で食べ物の重要性が語り継がれてきたことがわかります。

食べ物のことわざから学べること

食べ物のことわざ:「腹が減っては戦はできぬ」

空腹の状態では戦うどころか何事もうまくできないという意味で、どんな仕事や物事にも取り組む前にまずしっかり食べることが大切だという教訓を表します。英語の「An army marches on its stomach(軍隊は胃袋で行進する)」と同じ考え方で、心身のエネルギー補給の重要性を改めて教えてくれることわざです。

食べ物のことわざ:「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

熱い食べ物も喉を通り過ぎてしまえばその熱さを忘れるように、苦しい経験や辛い状況も時間が経てば忘れてしまいがちだという人間の本質を表しています。困難を乗り越えた後に油断や慢心が生まれることへの戒めとして使われ、常に感謝と緊張感を忘れないようにという教訓が込められています。

食べ物のことわざ:「食わず嫌い」

実際に食べてもいないのに嫌いだと決めつける様子から転じて、経験もせずに先入観だけで物事や人を嫌いだと思い込む態度を戒めたことわざです。新しい挑戦や初めての経験に対して尻込みするのではなく、まず試してみることの大切さを教えており、英語の「Don’t knock it till you’ve tried it」に相当します。

食べ物のことわざ:「医食同源」

医療と食事は同じ根源から来るという中国の伝統医学の思想で、日常の食事に気をつけることが病気の予防や治療につながるという考え方を表した言葉です。現代の栄養学や予防医学の観点からも注目されており、「食べることは生きること」という根本的な真理を教えてくれる大切なことわざです。

食べ物のことわざ:「腹八分目に医者いらず」

毎回の食事を腹いっぱい食べずに八分目にとどめておけば、消化器官への負担が減り健康を保てて医者に行かずに済むという意味の健康訓です。現代の科学的研究でも少食が長寿に関係することが示されており、食べ過ぎへの戒めとして昔から語り継がれてきた食べ物ことわざの知恵が証明されています。

食べ物のことわざ:「同じ釜の飯を食う」

同じ釜で炊いたご飯を一緒に食べることから、同じ場所で生活を共にし苦楽をともに経験した仲間のことを表す表現で、深い絆で結ばれた人間関係を意味します。食事を共にするという行為が人と人との信頼関係を築くという日本文化の大切な考え方が反映されており、英語では「Break bread together」が近い表現です。

食べ物のことわざ:「箸の上げ下ろし」

食事中の箸の持ち方や上げ下ろしにまでいちいち口を出すという様子から、どんな些細なことにも干渉してくる過干渉な態度を表すことわざです。他人の行動に対してすべて注文をつけようとするほど細かく口うるさいさまを批判的に表現するときに使われ、適度な距離感の大切さを教えてくれます。

食べ物のことわざ一覧表

ことわざ意味英語
棚から牡丹餅思いがけない幸運が転がり込んでくることFortune knocks once at every man’s door
花より団子外見の美しさより実際の利益を重んじることBread is better than the songs of birds
腐っても鯛優れたものは衰えても本質的な価値を失わないことA diamond is a diamond even in the rough
海老で鯛を釣るわずかな投資で大きな利益を得ることThrow a sprat to catch a mackerel
瓜の蔓に茄子はならぬ物事はその出自・本質を超えることはできないことLike father, like son
蓼食う虫も好き好き人の好みはそれぞれ異なることEvery man to his taste
羹に懲りて膾を吹く一度の失敗で必要以上に用心深くなることOnce bitten, twice shy
良薬は口に苦しためになる忠言は耳に痛いものだということGood medicine tastes bitter
豚もおだてりゃ木に登る褒められると誰でも張り切ってしまうことFlattery will get you everywhere
猫にかつおぶし誘惑に弱いものをその誘惑の傍に置く危うい状況Setting a fox to guard the henhouse
鯛の尾より鰯の頭大組織の末席より小組織のトップがよいことBetter the head of a dog than the tail of a lion
糠に釘何をしても効果がなく手応えがないことLike water off a duck’s back
お茶を濁すいい加減なことでその場をごまかすことTo muddy the waters
魚心あれば水心相手の好意にはこちらも好意で応えることOne good turn deserves another
豆腐に鎹努力が全く相手に響かず手応えがないことLike nailing jelly to a wall
An apple a day keeps the doctor away毎日りんごを食べれば健康を保てて医者いらずAn apple a day keeps the doctor away
Don’t put all your eggs in one basketリスクを分散させることの重要さDon’t put all your eggs in one basket
The proof of the pudding is in the eating物事の真価は実際に試してみないとわからないThe proof of the pudding is in the eating
Too many cooks spoil the broth関わる人が多すぎると仕事がうまくいかないことToo many cooks spoil the broth
You can’t have your cake and eat it too相反する二つのことを同時に得ることはできないYou can’t have your cake and eat it too
Don’t cry over spilled milk取り返しのつかない失敗を嘆いても無駄なことDon’t cry over spilled milk
A watched pot never boils待ち望んでいると時間がなかなか経たないように感じることA watched pot never boils
Bread is the staff of life食べ物・主食が人間の生命を支える根本であることBread is the staff of life
腹が減っては戦はできぬ空腹では何事もうまくできないことAn army marches on its stomach
喉元過ぎれば熱さを忘れる苦しい経験も時間が経てば忘れてしまうことPain forgotten once it’s over
食わず嫌い経験もせず先入観だけで物事を嫌いと決め込むことDon’t knock it till you’ve tried it
医食同源日々の食事が病気の予防や治療につながることLet food be thy medicine
腹八分目に医者いらず食事を八分目にすれば健康を保てることEat to live, don’t live to eat
同じ釜の飯を食う苦楽をともにした深い絆で結ばれた仲間のことBreak bread together
箸の上げ下ろし些細なことにまで干渉する過干渉な態度のたとえTo nitpick at every detail
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