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英検3級の合格点を技能別にリーディングの合格点、リスニングの合格点、ライティング(英作文)の合格点、スピーキング(面接)の合格点ごとに解説します。
また英検3級の1次試験の合格点と2次試験の合格点も解説します。また英検3級のCSEスコアでの合格点から何割で合格できるかの具体的な合格点数も実際のデータを元に解説します。

【この記事の監修者:英検コーチ塾長竹本明弘】
これまで英検準一級の合格者を小学生から高校生から大人まで合計で1300名以上を実際に指導して輩出してきました。英検の合格に役立つための合格率や合格点や合格ラインに関する情報を実際の経験とともに合わせて解説します。
英検3級の合格点と合格ライン
結論から述べると英検3級の合格点は1次試験が1103点、2次試験が353点です。これらはCSEスコアと呼ばれる英検独自の採点方式による点数となります。
英検3級は中学卒業程度のレベルとされており、合格率は約50%です。受験者の2人に1人が合格できる試験ですが、しっかりとした対策が必要となります。1次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3技能が評価され、2次試験ではスピーキング能力が面接形式で評価されます。
英検3級の1次試験と2次試験の合格点と合格ライン
英検3級は1次試験と2次試験の2段階で構成されています。1次試験に合格した受験者のみが2次試験に進むことができる仕組みです。
1次試験の合格基準点は1650点満点中1103点、2次試験の合格基準点は550点満点中353点となっています。1次試験の合格率は約50%である一方、2次試験の合格率は約90%と非常に高い水準です。
このことから、1次試験に合格できれば2次試験も高い確率で突破できると考えて良いです。ただし、2次試験も油断せずにしっかりと準備することが大切です。面接という形式に慣れていない受験者も多いため、事前の練習が合格の鍵となります。
英検3級の1次試験の合格点と合格ライン
1次試験の英検3級合格点について詳細を分析した
1次試験の合格点について詳しく説明します。CSEスコアで1103点必要であること、各技能の配点などを説明します。
英検3級の1次試験における合格基準点は1103点です。これは1650点満点のうち約67%の得点率に相当します。
1次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3技能がそれぞれ550点満点で評価されます。つまり、各技能が同じ重要度を持っているということです。合格するためには、特定の技能だけでなく、バランスよく得点することが求められます。
素点による合格点の目安は88点満点中55点となっており、得点率にすると約63%です。ただし、CSEスコアは受験回によって換算方法が異なるため、同じ正答数でも異なるスコアになる可能性があります。そのため、過去問を解く際は各技能で6割以上の正答率を目標にすることが推奨されます。
英検3級の2次試験の合格点と合格ライン
英検3級の2次試験における合格基準点は353点です。これは550点満点のうち約64%の得点率に相当します。
2次試験は英語での面接形式で実施され、試験時間は約5分間です。面接官との対話を通じてスピーキング能力が評価されます。音読、パッセージに関する質問、イラストの描写、受験者自身に関する質問などが出題されます。
素点による合格点の目安は23点程度とされています。2次試験の合格率は約90%と非常に高いため、1次試験を突破した実力があれば、適切な準備をすることで十分に合格が見込めます。ただし、発音の明瞭さや積極的にコミュニケーションを取る姿勢も評価されるため、事前の模擬面接練習が効果的です。
英検3級の合格点とCSEスコアの関係
結論として、英検3級のCSEスコアでの合格点は、1次試験が1103点、2次試験が353点です。
英検3級の1次試験は1650点満点で構成されており、リーディング、ライティング、リスニングの各技能に550点ずつ均等に配分されています。英検3級のCSEスコアにおける合格基準点の1103点は満点の約67%に相当し、各技能で約367点以上を取得することが目安となります。
英検3級の2次試験は550点満点で、スピーキングのみが評価されます。英検3級のCSEスコアにおける合格基準点の353点は満点の約64%に相当します。1次試験と同様に、6割以上の得点が合格の目安となっていることがわかります。
各技能に均等に配点されているため、どの技能も疎かにせずバランス良く学習することが合格への近道です。
▽他の級の合格点も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。
英検3級の合格点に必要な正答数
英検協会は正答数による明確な合格基準を公表していません。これはCSEスコアの性質上、同じ正答数でも受験回によってスコアが変動するためです。
ただし、2016年度第1回1次試験において、各技能で6割程度の正答率だった受験者の多くが合格していると英検協会が発表しています。つまり、各技能で60%以上の正答率を目指すことが合格への目安となります。
具体的には、リーディング30問中18問以上、リスニング30問中18問以上の正解が目標となります。ライティングは2問出題され、配点は合計で28点満点ですので、15点以上を目指すと良いです。ただし、ある技能で目標に届かなくても、他の技能でカバーできれば合格できる可能性があります。
英検3級の技能別の合格点と合格ライン
英検3級では4つの技能がそれぞれ評価されます。1次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3技能、2次試験ではスピーキングが評価されます。
各技能には550点ずつCSEスコアが配分されており、どの技能も同じ重要度を持っています。したがって、特定の技能だけを集中的に勉強するのではなく、バランス良く学習することが合格への近道です。
以下では、各技能の合格点と合格ラインについて詳しく解説していきます。それぞれの技能の特徴を理解し、効果的な対策を立てることが重要です。
英検3級のリーディングの合格点と合格ライン
英検3級のリーディングでは30問が出題され、CSEスコアで550点満点となっています。合格のためには330点程度、つまり60%以上の得点が目安です。
リーディングは短文の語句空所補充が15問、会話文の文空所補充が5問、長文の内容一致選択が10問の構成となっています。短文問題では語彙力と文法知識が、長文問題では読解力が問われます。
素点での目標は30問中13問以上の正解、得点率にすると約43%です。リーディングは他の技能と比べて難易度が高いため、この程度の得点率でも、リスニングやライティングで高得点を取れば合格できる可能性があります。中学3年生までに習う約2580語の語彙力を身につけることが、リーディング対策の基本となります。
英検3級のリスニングの合格点と合格ライン
英検3級のリスニングでは30問が出題され、CSEスコアで550点満点となっています。合格のためには330点程度、つまり60%以上の得点が目安です。
リスニングは会話の応答文選択が10問、会話の内容一致選択が10問、文の内容一致選択が10問の構成となっています。大問1は音声が1回のみ流れますが、大問2と大問3は2回流れるため、聞き逃しても挽回のチャンスがあります。
素点での目標は30問中27問以上の正解、得点率にすると約90%です。リスニングは他の技能と比べて比較的取り組みやすく、高得点を狙いやすい技能です。
英検3級のライティングの合格点と合格ライン
英検3級のライティングでは2問が出題され、CSEスコアで550点満点となっています。合格のためには330点程度、つまり60%以上の得点が目安です。
2024年度からライティングは2問構成となり、Eメール問題と意見論述問題が出題されます。Eメール問題は15語から25語程度で友人からのメールに返信する形式で、意見論述問題は25語から35語程度で質問に対する自分の意見と理由を述べる形式です。
素点での目標は28点満点中15点以上の正解、得点率にすると約54%です。ライティングは問題数が少ないため、1問あたりの配点が大きくなります。型を覚えて正しい構成で書くことができれば、比較的高得点を取りやすい技能です。内容、構成、語彙、文法の4つの観点から採点されるため、バランスの取れた解答を心がけることが重要です。
英検3級の面接およびスピーキングの合格点と合格ライン
英検3級の2次試験であるスピーキングテストでは、CSEスコアで550点満点となっています。合格基準点は353点で、得点率にすると約64%です。
面接では音読、パッセージに関する質問3問、受験者自身に関する質問2問が出題されます。試験時間は約5分間で、面接官との対面形式で実施されます。発音の明瞭さ、語彙や文法の正確さ、積極的にコミュニケーションを取る姿勢などが評価されます。
素点での目標は23点程度です。2次試験の合格率は約90%と非常に高いため、1次試験を突破した実力があれば十分に合格が見込めます。ただし、面接という形式に慣れていない受験者も多いため、事前の模擬面接練習を行うことが推奨されます。元気にハキハキと答えることや、わからない場合でも何か答えようとする姿勢が評価につながります。
英検3級の合格ラインと他の試験を比較
英検3級の英語レベルを他の英語資格試験と比較することで、自分の英語力を客観的に把握することができます。
英検3級は中学卒業程度のレベルとされており、基礎的な英語力を測る試験として位置づけられています。大学入試や就職活動で求められる英語力と比較すると、入門レベルに相当します。
以下では、英検3級とTOEIC、TOEFLとの対応関係について説明していきます。これらの試験は評価方法や難易度が異なるため、単純な比較は難しいですが、大まかな目安として参考にしてください。
英検3級の合格点とTOEICスコアを比較
英検3級に合格するレベルの英語力は、TOEICスコアでおよそ300点から400点程度に相当すると言われています。
TOEICはビジネス英語を中心とした試験で、リスニングとリーディングの2技能を測定します。英検3級がライティングやスピーキングも含む4技能を評価するのに対し、TOEICは受動的な技能に焦点を当てています。
TOEICの満点は990点で、日本人の平均スコアは約600点程度です。英検3級レベルではまだ基礎的な英語力の段階ですが、中学校で学ぶ英文法や語彙をしっかり身につけることで、TOEICでも一定のスコアを取得できる基盤が作られます。
英検3級の合格点とTOEFLスコアを比較
英検3級に合格するレベルの英語力は、TOEFL iBTスコアでおよそ30点から40点程度に相当すると言われています。
TOEFL iBTはアカデミックな英語力を測る試験で、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を評価します。満点は120点で、海外の大学に進学する際に求められることが多い試験です。
TOEFL iBTは英検と同様に4技能を測定しますが、出題される内容が大学の講義や学術的な文章を題材としているため、英検3級と比べると格段に難易度が高くなります。英検3級は基礎力の定着を目指す試験であるのに対し、TOEFLはより高度な英語運用能力が求められます。
▽他の級のレベルや難易度も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。
英検3級の合格点ギリギリでも合格できる?
結論から述べると英検3級は合格点ギリギリでも十分に合格することができます。ギリギリでも合格は合格であり、同じ価値を持ちます。
英検3級の合格基準は、各技能で6割程度の正答率を目安としていますが、実際には全ての技能で6割を取る必要はありません。ある技能で目標に届かなくても、他の技能で高得点を取ればカバーすることができます。
例えば、リーディングが苦手で4割程度しか取れなかったとしても、リスニングで8割、ライティングで7割を取得できれば、合計点で合格ラインを超えることが可能です。特に小学生の場合、リスニング力が高い傾向にあるため、リスニングで高得点を狙うことで合格の可能性が高まります。得意な技能を伸ばす戦略も効果的です。
▽他の級の合格率も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。
英検3級の合格点に到達するための勉強法
英検3級の合格点に到達するためには、4技能をバランス良く学習することが基本です。ただし、限られた時間で効率的に学習するためには、戦略的なアプローチが必要となります。
まず最初に取り組むべきは単語学習とリスニング対策です。単語は全ての技能の基礎となり、暗記には時間がかかるため早めに開始することが重要です。リスニングも短期間で急激に伸ばすことが難しい技能なので、毎日少しずつでも継続することが大切です。
次にライティングとリーディングのコツを習得します。ライティングは型を覚えて練習すれば比較的短期間で点数を伸ばせます。リーディングは単語力がある程度身についてから取り組むと効果的です。過去問を最低3回分は解いて、時間配分を意識しながら実戦形式に慣れることも重要です。
英検3級の合格点を取る人の特徴
英検3級の合格点を取る人には共通する特徴があります。それは4技能をバランス良く学習していることです。
合格者の多くは、特定の技能だけに偏らず、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの全てに一定の時間を割いています。苦手な技能から逃げずに、地道に取り組む姿勢が合格につながります。
また、過去問を繰り返し解いて出題形式に慣れていることも特徴です。英検は出題パターンが決まっているため、問題形式に慣れることで効率的に得点できるようになります。さらに、単語学習を毎日継続し、音読やシャドーイングなどの発声を伴う学習法を実践している人が多いです。間違えた問題を放置せず、しっかり復習することも合格者に共通する習慣です。
英検3級の合格ラインに届かない人の共通点
英検3級の合格ラインに届かない人には、いくつかの共通する傾向が見られます。
まず最も多いのが、単語力不足です。単語は全ての技能の基礎となるため、語彙力が不十分だとリーディングもリスニングも理解できません。単語学習を後回しにしたり、一夜漬けで覚えようとしたりすると、定着せずに忘れてしまいます。
次に、特定の技能に偏った学習をしている人も合格が難しくなります。例えばリーディングばかり勉強してライティングやリスニングを疎かにすると、CSEスコアの配点が各技能均等なため、総合点が伸びません。また、過去問を解かずに試験本番を迎えると、時間配分がうまくいかずに実力を発揮できないことがあります。ライティングで時間が足りなくなったり、マークシートの記入ミスをしたりすることもあります。
英検3級の合格ラインに必要な勉強時間
英検3級の合格に必要な勉強時間は、現在の英語レベルによって大きく異なります。目安としては約15時間から200時間の幅があります。
中学3年生レベルの学習を終えていて内容をきちんと理解できている場合、15時間程度の学習で合格できる可能性があります。毎日30分の学習を1ヶ月続ければ達成できる時間です。試験直前の1ヶ月間、集中して対策を行えば十分に合格が見込めます。
一方、中学3年生レベルの学習は終わっていないが英検4級には合格済みという場合、最低でも約200時間の学習が必要です。毎日30分の学習で約13ヶ月、毎日1時間の学習で約半年かかります。
まとめ
今回は英検3級の合格点について詳しく解説しました。英検3級の合格点についてまとめは以下のようになります。
英検3級は中学卒業程度のレベルで、基礎的な英語力を測る試験です。
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