本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
良問の風のおすすめの使い方と勉強法を徹底解説します。
良問の風のレベルや難易度についても具体的に解説します。また実際にやってみた上でのおすすめの良問の風の参考書としての進め方や順番についても紹介します。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。参考書の使い方や各教科の勉強法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
良問の風のレベル
良問の風のレベルを段階的に解説します。
良問の風のレベルと難易度
結論として、良問の風のレベルや難易度は入試標準レベルの参考書です。教科書傍用問題集の基本問題を習得した受験生が、国公立大学や難関私立大学の入試問題に対応できる力を身につけるための問題集となっています。
良問の風は東京大学や京都大学、大阪大学といった旧帝大レベルの他学部や、早稲田大学や慶應義塾大学などの難関私立大学の合格者も使用している参考書です。物理の基礎力から応用力へと橋渡しをする重要な役割を果たします。
偏差値でいえば、良問の風を8割以上自力で解けるようになることで偏差値67.5レベルまで到達可能です。この参考書を習得することで、難関大学の入試問題にも十分対応できる実力が身につきます。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
良問の風は物理の入試標準問題を網羅的に学べる優れた参考書です。基礎固めが終わった受験生がこの参考書のレベルに取り組むことで、難関大学合格に必要な解法のレパートリーを効率的に増やすことができます。物理で高得点を目指すなら必ず通過すべき参考書といえます。
良問の風の習熟度別のレベル
良問の風の習熟度別のレベルを解説します。
レベル1は5割以上の問題が自力で解けるレベルです。このレベルでは教科書傍用問題集の基本問題は習得しているものの、入試標準問題にはまだ慣れていない段階といえます。良問の風の使い方としては、解けない問題の解説をしっかり読み込むことが重要です。
レベル2は8割以上の問題が自力で解けるレベルで、偏差値67.5に到達します。このレベルまで来ると、良問の風で扱われている典型的な入試問題のパターンをほぼ習得できている状態です。難関大学の入試問題にも対応できる力が身についています。
良問の風を完全に習得した受験生は、次のステップとして名問の森に進むことができます。名問の森のレベルは偏差値75まで到達可能で、最難関大学の物理にも対応できる実力を養成できます。
良問の風のおすすめの使い方
良問の風のおすすめの使い方を解説します。
良問の風の使い方として、最初から問題形式で取り組むことが基本です。教科書傍用問題集の基本問題が解けるようになってから入る参考書なので、すぐに演習に取り組めます。
わからない問題があってもすぐに解説を見て構いません。良問の風の吹き出しマークで書かれた解説は非常にわかりやすいと評判なので、しっかり読み込んで理解を深めましょう。解法のレパートリーを増やすことが重要です。
自力で解けた問題には丸マークをつけ、解けなかった問題にはバツマークをつけます。このマークは小問単位でつけていくことがポイントです。バツマークは復習が必要な問題を示すもので、効率的な学習のために必須の作業となります。
良問の風で定期テスト範囲や模試の範囲を1周したら、最初に戻って丸マークがついたことのない問題を復習します。受験勉強の時間の9割以上は復習に充てられるため、この復習サイクルが合格の鍵を握ります。
一度丸マークがついた問題は模試の1週間前に復習するというルールを設けると効果的です。このルールにより、日頃の学習では心置きなく解けた問題を放置し、解けない問題に集中できます。
模試直前の復習では、何度もバツマークがついた後に丸マークになった問題を優先的に取り組みます。このような問題こそ、受験生にとって最も重要な復習対象となるからです。良問の風のレベルを確実に自分のものにするため、この復習プロセスを徹底しましょう。
良問の風を使う最終段階では、問題を見た瞬間に解法が浮かぶ瞬殺レベルを目指します。1問にかける時間は平均10分ですが、最終的には5分以内で解けるようになることが理想です。
何度も復習を重ねることで、良問の風で扱われる典型問題のパターンが完全に身につきます。このレベルに達すれば、入試本番でも類似問題に素早く対応できる力が養われています。
良問の風の使い方として、分野別に集中して取り組むことも効果的です。例えば力学の範囲を完璧にしてから電磁気に進むなど、確実に解法を定着させながら進めていくことで、着実にレベルアップできます。


良問の風の習得にかかる時間
良問の風の習得にかかる時間を解説します。
良問の風は全148問で構成されており、1問あたり平均10分かかります。単純計算では約25時間で1周できますが、実際には復習時間を含めて考える必要があります。
標準的な学習ペースでは、良問の風の習得に約3ヶ月程度かかると考えておくべきです。1日2時間の勉強時間を確保できる受験生であれば、この期間内に十分習得できます。最初の1周で約1ヶ月、その後の復習に2ヶ月程度を見込むとよいでしょう。
ただし、良問の風に取り組む前の基礎力によって必要な時間は変わります。教科書傍用問題集を完璧にしている受験生であれば、より短期間で習得できる可能性があります。逆に基礎が不十分な場合は、わからない分野を確認する時間が必要になるため、習得に4ヶ月以上かかることもあります。
良問の風を使う時の注意点
良問の風を使う時の注意点を解説します。
まず、良問の風に取り組む前に教科書傍用問題集の基本問題を習得しておくことが必須です。基礎が固まっていない状態で良問の風のレベルに挑戦しても、解法を理解できず時間を無駄にしてしまいます。エクセル物理などの基礎問題集を先に終わらせましょう。
次に、わからない問題に時間をかけすぎないことが重要です。良問の風の使い方として、15分考えても解法が浮かばない場合はすぐに解説を見るべきです。受験生は限られた時間の中で効率的に学習する必要があるため、悩む時間よりも解法を学ぶ時間を優先しましょう。
また、一度解けた問題を何度も解き直すことは避けるべきです。丸バツマークをしっかりつけて、復習すべき問題だけに集中することで学習効率が大幅に向上します。良問の風のレベルを効率的に習得するには、この選択と集中が不可欠です。
さらに、良問の風だけで物理の学習を完結させようとしないことも大切です。この参考書は入試標準レベルまでの問題集なので、最難関大学を目指す受験生は名問の森や物理重要問題集にも取り組む必要があります。
良問の風の特徴
良問の風の特徴をいくつか解説します。
良問の風の最大の特徴は、入試で頻出する標準的な問題を厳選して収録している点です。全148問という適度な問題数で、効率的に入試レベルの解法パターンを習得できます。論述問題も45問含まれており、記述式試験にも対応できる力が身につきます。
吹き出しマークで示された解説が非常に充実している点も、良問の風の大きな特徴です。単に答えを導くだけでなく、考え方のプロセスや注意すべきポイントが丁寧に説明されています。この解説を読むことで、物理的な思考力が自然と養われます。
さらに、良問の風は分野別に体系的に問題が配置されているため、苦手分野を集中的に学習しやすい構成になっています。力学、熱力学、波動、電磁気、原子という物理の全分野をバランスよくカバーしており、入試に必要な知識を漏れなく習得できます。
河合塾が長年の入試分析をもとに作成した問題集であることも、良問の風の信頼性を高めています。実際の入試問題の傾向を踏まえた良質な問題ばかりなので、この参考書のレベルを習得すれば確実に得点力が向上します。
良問の風のメリット
良問の風のメリットをいくつか解説します。
入試頻出問題を効率的に習得できる
良問の風の最大のメリットは、入試で実際に出題される頻出問題を効率的に習得できる点です。全148問という厳選された問題数により、受験生は無駄なく必要な解法パターンを身につけることができます。
このレベルの問題集を完璧にすることで、難関大学の入試問題にも十分対応できる実力が養われます。良問の風を使うことで、膨大な問題数をこなす必要がなく、質の高い学習が可能になります。
詳しい解説で理解が深まる
良問の風の解説は、吹き出し形式で要点がわかりやすくまとめられています。単なる計算手順だけでなく、なぜその解法を選ぶのか、どこに着目すべきかといった思考プロセスまで丁寧に説明されています。
この充実した解説により、受験生は独学でも十分に物理の実力を伸ばすことができます。良問の風の使い方として、解説をしっかり読み込むことで、物理的な思考力そのものが向上していきます。
次のステップが明確
良問の風を習得した後は、名問の森という明確な次のステップが用意されています。このように学習の道筋が明確であることは、受験生にとって大きなメリットです。
良問の風のレベルを完全に習得してから名問の森に進むことで、段階的に実力を伸ばすことができます。無理なく最難関大学レベルまで到達できる学習ルートが確立されているのです。
良問の風のデメリット
良問の風のデメリットをいくつか解説します。
基礎力がないと取り組めない
良問の風の最大のデメリットは、教科書傍用問題集レベルの基礎力がないと取り組めない点です。物理の基本的な公式や概念を理解していない受験生が良問の風に挑戦しても、解説を読んでも理解できず挫折してしまう可能性が高いです。
良問の風を使う前に、まずはエクセル物理や物理のエッセンスなどの基礎的な問題集で十分に力をつけておく必要があります。このレベルの参考書に取り組むには、ある程度の準備期間が必要です。
最難関大学には不十分
良問の風だけでは、東京大学や京都大学などの最難関大学の物理には対応しきれないというデメリットがあります。偏差値67.5レベルまでは到達できますが、それ以上を目指す受験生には追加の問題集が必要です。
最難関大学を志望する受験生は、良問の風の後に名問の森や物理重要問題集にも取り組む必要があります。良問の風の使い方として、あくまで入試標準レベルまでの橋渡しと位置づけ、さらなる高みを目指す計画を立てましょう。
問題数が限られている
良問の風は148問という厳選された問題数であるため、演習量を重視する受験生には物足りないと感じるかもしれません。より多くの問題に触れて実力をつけたい受験生にとっては、このコンパクトさがデメリットになることもあります。
ただし、良問の風のレベルを完璧に習得することが何より重要です。問題数が少ないからこそ、一問一問を確実に自分のものにすることに集中できるという見方もできます。
良問の風に関するよくある質問
良問の風の使い方や選び方に関するよくある質問を紹介します。
- 良問の風の後は名問の森に必ず進むべきですか?
- 志望校のレベルによります。早慶や旧帝大などの難関大学を目指す受験生は、良問の風の後に名問の森に進むべきです。名問の森のレベルは偏差値75まで到達可能で、最難関レベルの物理に対応できます。一方、中堅国公立大学や共通テストのみで物理を使う受験生は、良問の風を完璧にした後は過去問演習に移っても構いません。良問の風の使い方として、自分の志望校に合わせた学習計画を立てることが重要です。
- 良問の風だけで共通テスト対策は十分ですか?
- 良問の風のレベルは共通テストを超えているため、この参考書を習得すれば共通テスト物理で高得点を狙えます。ただし、共通テスト特有の問題形式に慣れるため、過去問演習は別途必要です。良問の風で解法の基礎を固めた上で、共通テストの過去問や予想問題集で実戦練習を積むことが効果的です。
- 良問の風と重要問題集ではどちらがおすすめですか?
- 受験生のレベルと志望校によって異なります。良問の風は入試標準レベルで解説が詳しく、独学に向いています。重要問題集はより難易度が高く問題数も多いため、最難関大学を目指す受験生向けです。まずは良問の風で入試標準レベルを固めてから、必要に応じて重要問題集に取り組むという順序がおすすめです。
- 良問の風は何周すれば習得できますか?
- 良問の風の習得には個人差がありますが、一般的には3周から5周程度が目安です。ただし、重要なのは周回数ではなく、8割以上の問題を自力で解けるようになることです。丸バツマークをつけながら復習を重ね、バツマークの問題が丸マークに変わるまで繰り返し取り組みましょう。良問の風の使い方として、完璧を目指すことが何より大切です。
- 良問の風と物理のエッセンスはどちらを先にやるべきですか?
- 物理のエッセンスを先にやるべきです。良問の風は入試標準レベルの問題集であり、基礎が固まっていることが前提となります。物理のエッセンスで基本的な解法パターンを習得してから良問の風に進むことで、スムーズにレベルアップできます。進学校に通っている受験生は、物理のエッセンスと良問の風を並行して進めることも効果的です。


