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速読英単語上級編の効果的な使い方と勉強法を徹底解説します。
速読英単語上級編のレベルや難易度についても具体的に解説します。また実際にやってみた上でのおすすめの速読英単語上級編の参考書としての進め方や順番についても紹介します。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。参考書の使い方や各教科の勉強法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
速読英単語上級編のレベル
速読英単語上級編のレベルと難易度を段階的に解説します。
速読英単語上級編のレベルと難易度
結論として、速読英単語上級編のレベルや難易度は東京大学や京都大学をはじめとした最難関大学レベルの参考書です。早稲田大学や慶應義塾大学などの難関私立大学から旧帝国大学まで幅広く対応できる教材となっています。
この参考書は48の長文が収録されており、それぞれの英文が大学受験で求められる最高水準の読解力を養成するために構成されています。単なる単語帳ではなく、多読多聴を通じて実践的な英語力を身につけることを目的としています。
収録されている長文は学術的な内容から社会問題まで幅広いテーマを扱っており、受験生が入試本番で遭遇する可能性の高い英文タイプが網羅されています。そのため速読英単語上級編に取り組むことで偏差値72.5レベルまで到達することが可能です。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
速読英単語上級編は難関大学を目指す受験生にとって最終段階の教材です。僕自身も受験生の時にシステム英単語を覚えた後に使いましたが、システム英単語に載っていない単語に出会ったけども調べてもなかなかその使われ方が出てこないような使い方だった時に、この速読英単語の上級編に載っていたことが多々あり、理解するスピードが大幅に上がりました。
速読英単語上級編をマスターできれば東大や京大の英語長文でも十分に戦える実力が身につきます。ただし取り組む前にしっかりと基礎単語3600語以上を固めておくことが絶対条件です。
速読英単語上級編の習熟度別のレベル
速読英単語上級編の習熟度別のレベルについて3段階で解説します。受験生の皆さんは自分がどの段階にいるかを確認しながら学習を進めていきましょう。
レベル1は音声を聴きながら英文の内容がおおむね理解できる段階です。この段階では細かい部分まで完璧に理解できなくても構いませんが、話の流れや主張の骨子が掴めている状態を目指します。
レベル2は音声に合わせてテキストを見ながら発音するパラレルリーディングができる段階です。この段階では英文を目で追いながら音声と同じスピードで内容を理解できるようになります。音韻処理の自動化が進んでいる証拠です。
レベル3は音声なしで黙読したときに日本語に訳すことなく英語のまま理解できる段階で偏差値72.5に到達します。この段階では返り読みせずに英語の語順通りにスムーズに読み進められます。ネイティブスピードで読解できる真の英語力が身についた状態です。


速読英単語上級編のおすすめの使い方
速読英単語上級編のおすすめの使い方を3段階に分けて解説します。この使い方を実践することで効果的にレベルアップできます。
最初の段階ではリスニングを中心に取り組みます。1つの長文に対して最低でも3回は音声を聴くようにしましょう。1回目は細かい部分にこだわらず全体像を把握することに集中します。
2回目以降は聴き取れなかった部分を重点的に聴き取るように意識します。同じ箇所を繰り返し聴いても構いません。これ以上繰り返しても聴き取れないと感じたら次の段階に進みます。
その後スクリプトを確認して聴き取れなかった単語や音が省略されていた冠詞などをチェックします。複雑な文構造については文法的な理解もこの時点で深めましょう。右ページの全訳を見て内容の最終確認をしたら第1段階は完了です。
第2段階ではパラレルリーディングに取り組みます。これは英文を目で追いながら音声に合わせて声に出して読む練習方法です。この段階の目的は音韻処理を自動化することにあります。
人は文章を読むとき無意識に心の中で音読しています。文字を素早く音に変換できなければ黙読のスピードも遅くなります。そのためパラレルリーディングで発音を繰り返し練習することが重要です。
必ず意味を理解しながらパラレルリーディングするように心がけてください。単に音を真似るだけでは効果が薄れます。自分が書いた文章かのように感情を込めて読むとより効果的です。全文の意味を理解しながらスムーズにパラレルリーディングできるようになったら次の段階に進みます。
最終段階では音声なしで黙読し、日本語を介さずに英語を英語のまま理解できるか確認します。この段階では返り読みせずに英語の語順通りに一方通行で読み進めることができる状態を目指します。
黙読したときにネイティブスピードで内容がスムーズに頭に入ってくるようになっていれば、その長文の習得は完了です。速読英単語上級編では1つの長文を完璧に仕上げてから次の長文に移るという進め方をします。
他の問題集のように1冊を何度も繰り返すのではなく、1長文ごとに習得レベル3まで到達させることが大切です。このやり方で48長文すべてに取り組むことで最難関大学レベルの読解力が身につきます。
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速読英単語上級編の習得にかかる時間
速読英単語上級編の習得にかかる時間について解説します。1つの長文あたり約30分の学習時間を目安としてください。この30分には3段階すべての学習が含まれています。
速読英単語上級編には48長文が収録されているため、単純計算で24時間の学習時間が必要です。ただし実際には復習や定着のための時間も考慮する必要があります。1日1長文のペースで進めた場合、約2ヶ月弱で全体を終えることができます。
ただし速読英単語上級編は多読多聴教材なので、一度終わらせたら終了というものではありません。定期的に音声を聴き直したり、気になる長文を読み返したりすることで英語力の維持と向上を図ることができます。
受験生の皆さんは自分の受験スケジュールに合わせて無理のないペースで取り組んでください。焦って先に進むよりも1つ1つの長文を確実に習得レベル3まで仕上げることが重要です。
速読英単語上級編を使う時の注意点
速読英単語上級編を使う時の注意点をいくつか解説します。まず最も重要なのは語彙力の前提条件です。速読英単語上級編に取り組む前に基礎単語3600語以上を習得している必要があります。
語彙力が不足している状態で多読多聴に取り組んでも効果が薄れてしまいます。単語の想起がスムーズにできない状態では英文を読むこと自体がストレスになり、継続が困難になります。もし語彙力が足りていないと感じたら長文学習を一時中断して単語暗記に時間を充てましょう。
また速読英単語上級編はあくまで多読多聴教材として使用するため、本書に掲載されている単語をすべて覚える必要はありません。文章中で単語を覚えることは文脈がヒントになってしまい、別の文脈で意味を想起できない可能性があるため効率的ではありません。
さらにパラレルリーディングでは必ず意味を理解しながら読むことが大切です。単に音を模倣するだけでは成績向上につながりません。理解していない情報を頭に入れても意味がないため、常に内容を意識しながら学習を進めましょう。
速読英単語上級編の特徴
速読英単語上級編の特徴をいくつか解説します。この参考書が多読多聴用教材として優れている理由を理解することで、より効果的な使い方ができるようになります。
1つ目の特徴は音源が付属していることです。リーディング対策にはリスニングが不可欠ですが、速読英単語上級編には全長文の音声が用意されています。従来のリスニング教材は簡単すぎて長文読解対策に適していませんでしたが、この参考書は難関大学レベルの難易度で音声学習ができます。
2つ目の特徴は全訳が使いやすい位置に配置されていることです。左ページに英文、右ページに全訳という構成になっており、わからない部分があればすぐに確認できます。多読多聴では理解可能な文章を読むことが必須条件なので、この構成は学習効率を大きく高めます。
3つ目の特徴は学術的で実践的な長文が揃っていることです。収録されている48の長文は実際の入試問題を意識した内容となっており、受験生が本番で遭遇する可能性の高いテーマや文体が網羅されています。
速読英単語上級編のメリット
速読英単語上級編のメリットについて解説します。この参考書を使うことで得られる具体的な効果を理解しましょう。
英語を英語のまま理解する力が身につく
速読英単語上級編の最大のメリットは、英語を日本語に訳さずに理解する力が養われることです。リスニングとパラレルリーディングを繰り返すことで、英語の語順通りに意味を取る回路が脳内に構築されます。
音声はどんどん流れていくため返り読みができません。そのため自然と英語の語順に沿って理解する習慣が身につきます。この感覚は黙読時にも活かされ、ネイティブスピードでの読解が可能になります。
日本語を介さずに英語を理解できるようになると、読解スピードが飛躍的に向上します。難関大学の入試では限られた時間内に大量の英文を処理する必要があるため、この能力は合否を分ける重要な要素となります。
リスニング力と読解力を同時に鍛えられる
速読英単語上級編を使うことでリスニング力と読解力を同時に向上させることができます。リスニングはリーディング対策を内包しており、音から文字へ、そして理解へという過程はリーディングの文字から理解への過程を含んでいます。
しかもリスニングの方がリーディングよりも負荷の高い学習となります。音声は待ってくれないため、強制的に速いスピードで処理する訓練になります。この訓練を積むことで黙読時のスピードも自然と向上します。
音声学習は英文を読むことへの心理的ハードルも下げてくれます。英語だけの文章を見るとストレスを感じる受験生は多いですが、音声を聴いている分にはラジオや音楽を聴いている感覚に近く継続しやすいです。
最難関大学レベルの実力が身につく
速読英単語上級編を完璧にマスターすることで偏差値72.5レベルの実力が身につきます。東京大学や京都大学などの最難関国立大学、早稲田大学や慶應義塾大学などの難関私立大学の入試問題にも対応できる読解力が養われます。
48長文すべてを習得レベル3まで仕上げることで、どのような内容やジャンルの英文が出題されても対応できる応用力が身につきます。入試本番で初見の長文に遭遇しても慌てずに読み進められる自信がつきます。
この参考書で培った実力は入試だけでなく大学入学後の英語学習にも役立ちます。学術論文を読んだり英語の講義を受けたりする際にも、速読英単語上級編で身につけた英語力が活きてきます。
速読英単語上級編のデメリット
速読英単語上級編のデメリットについても正直に解説します。この参考書の弱点を理解した上で使用することが大切です。
高い語彙力の前提条件が必要
速読英単語上級編の最大のデメリットは、取り組むために高い語彙力が必要なことです。基礎単語3600語以上を習得していないと効果的に学習できません。この前提条件を満たしていない受験生にとってはハードルが高い教材です。
語彙力が不足している状態で無理に取り組むと、わからない単語が多すぎて内容理解ができず、学習効果が著しく低下します。また知らない単語を調べる時間が増えて学習効率も悪くなります。
そのため速読英単語上級編に入る前に、システム英単語やターゲット1900などの基礎単語帳をしっかり固めておく必要があります。基礎が固まっていない段階で背伸びして取り組むのは避けましょう。
単語暗記には非効率的
速読英単語上級編は単語を効率的に暗記するための教材ではありません。文章中に単語を入れることを優先しているため、コロケーションが最適化されていない場合があります。また文章を完成させるために覚える必要のない単語も含まれています。
単語は文脈から独立した形で覚えるべきです。文脈がヒントになってしまうと、別の文脈で意味を想起できない可能性があります。単語は文脈で覚えると効率が良いという言説は科学的に否定されています。
そのため速読英単語上級編で単語を覚えようとするのではなく、あくまで多読多聴教材として使用し、単語学習は別の単語帳で行うことをおすすめします。覚えられたらラッキー程度の認識で十分です。
1長文あたりの学習時間が長い
速読英単語上級編は1長文あたり30分程度の学習時間が必要となるため、時間的コストが高いというデメリットがあります。48長文すべてを習得レベル3まで仕上げるには相当な時間と労力が必要です。
受験直前期で時間がない受験生にとっては、この学習方法を最後まで完遂することが難しい場合があります。また1つの長文を完璧に仕上げてから次に進むという方法は、すぐに成果が見えにくいため、モチベーション維持が課題となることもあります。
ただしこの時間をかけることで確実に実力が向上するため、計画的に学習スケジュールに組み込むことが重要です。焦らず着実に1長文ずつ習得していく姿勢が求められます。
速読英単語上級編に関するよくある質問
速読英単語上級編の使い方や選び方に関するよくある質問を紹介します。
- 速読英単語上級編の音声はどのように活用すればよいですか?
- 速読英単語上級編の音声は学習の最初に必ず使用します。最低3回は聴いてから次の段階に進みます。1回目は全体像の把握、2回目以降は聴き取れなかった部分を重点的に聴きます。その後パラレルリーディングでも音声を使用します。
通学時間や隙間時間を活用して音声を繰り返し聴くことで、ネイティブスピードでの理解力が自然と向上します。音声なしでも理解できるようになった後も、定期的に聴き直すことで英語のリズムや速度感覚を維持できます。
- 速読英単語上級編は何周すればよいですか?
- 速読英単語上級編は1長文ごとに習得レベル3まで完璧に仕上げてから次に進むため、周回という概念ではありません。48長文すべてをレベル3まで到達させることが目標です。ただし定期的に音声を聴き直すことで定着を図ることができます。
1つの長文を習得レベル3まで到達させるには、リスニングを最低3回、パラレルリーディングを完璧にできるまで、黙読で英語のまま理解できるまで繰り返します。焦らず1長文ずつ確実にマスターしていきましょう。
- 速読英単語上級編だけで東大や京大の英語は対応できますか?
- 速読英単語上級編をマスターすることで東大や京大の英語長文に対応できる読解力は身につきますが、それだけでは不十分です。英文法や英作文、リスニングなどの他の分野の対策も並行して行う必要があります。
また過去問演習も必須です。速読英単語上級編で培った読解力を過去問で実践し、各大学の出題傾向や時間配分に慣れることが合格への近道となります。総合的な英語力の構築を目指しましょう。
- 速読英単語上級編と速読英単語必修編の違いは何ですか?
- 速読英単語上級編は必修編よりも難易度が高く、最難関大学レベルの英文が収録されています。必修編が偏差値67.5レベルまで対応しているのに対し、上級編は偏差値72.5レベルまで到達可能です。
必修編には70長文が収録されており、上級編には48長文が収録されています。受験生は必ず必修編を終えてから上級編に進むことをおすすめします。段階的にレベルアップしていくことで無理なく実力を伸ばせます。
- 速読英単語上級編はいつから始めるべきですか?
- 速読英単語上級編は基礎単語3600語以上を習得し、Rise4などの中級レベルの長文問題集を終えた後に始めるのが適切です。具体的には高校3年生の夏以降、もしくは浪人生であれば春から夏にかけて取り組むことをおすすめします。
早すぎる段階で取り組むと語彙力不足で挫折する可能性が高いため、しっかりと基礎を固めてから開始しましょう。自分の現在の実力を客観的に評価して、前提条件を満たしているか確認することが大切です。


